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五百羅漢図を復元 鎌倉・円覚寺で5幅公開

話題 神奈川新聞  2015年05月03日 03:00

国指定重要文化財の「五百羅漢図」の複製。多くの観光客が見入っていた=円覚寺大方丈
国指定重要文化財の「五百羅漢図」の複製。多くの観光客が見入っていた=円覚寺大方丈

 鎌倉市山ノ内の円覚寺で2日、中国・元の時代から伝わる国の指定重要文化財「五百羅漢図」の精巧な複製の公開が始まった。大型連休に合わせた初の企画。

 羅漢とは、釈迦(しゃか)が涅槃(ねはん)に入った際、この世にとどまり教えを守る役割を担った仏教の聖者たち。鎌倉時代の創建以降、同寺や建長寺などの禅宗寺院は、大陸文化の受容の場となった。

 今回公開されたのは、円覚寺が所蔵する全50幅のうち「水官の礼拝(らいはい)」や「宝塔を運ぶ鬼」、「虎の歯磨き」などの5幅の複製。仏教史上の逸話を基にしたもので、実物よりさらに色合い鮮やかに再現しており、羅漢や雷神、鬼といった登場人物の豊かな表情を見て取ることができる。

 東京都足立区から家族で訪れた区立中学2年の女子生徒(12)は、「歴史的なものに関心がある。今の私たちが見られるのは感動的」と見入っていた。

 県内唯一の国宝建造物・舎利殿も5日まで公開中。舎利殿の特別拝観料は200円、小学生以下無料。問い合わせは、円覚寺電話0467(22)0478。


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