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初の情報伝達訓練 箱根山噴火想定 避難放送を確認

社会 神奈川新聞  2015年04月29日 03:00

県警ヘリからの避難指示発令放送の聞こえ具合を確認する町職員ら=箱根町仙石原の大涌谷
県警ヘリからの避難指示発令放送の聞こえ具合を確認する町職員ら=箱根町仙石原の大涌谷

 箱根山の噴火を想定した避難誘導マニュアルによる初の訓練が28日、代表的な噴煙地・大涌谷(箱根町仙石原)などで行われた。県や県警、町などでつくる「箱根火山防災協議会」による情報伝達訓練で、メンバー55人が関係機関の連携を確認した。

 訓練は、気象庁から箱根山に「火口周辺警報」が発表され、噴火警戒レベルが2に引き上げられた-という想定。横浜地方気象台がファクスと電話で関係機関に警報情報を伝達。県警ヘリや町の防災無線・広報車などが「いったん頑丈な建物内に避難してください」「登山中の人は大涌谷方面を避けて直ちに下山してください」などと日本語・英語で繰り返し放送した。

 訓練の様子を見守った近隣の旅館業の女性は「修学旅行の小中学生が多く利用する宿なので、お客さんから問い合わせがあったときに正しく案内できるようにしたい」と話していた。

 県災害対策課は「防災無線や県警ヘリからの放送の聞こえ具合を確かめることができた。初の訓練を(観光客が増える)ゴールデンウイーク前に実施できてよかった」といい、2週間後をめどに参加者アンケートで課題や改善点を洗い出す予定。

 観光客らを対象にした避難誘導マニュアルは3月、同協議会により初めて策定された。


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