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大木氏3選 橘氏ら3新人退ける 大和市長選

選挙 神奈川新聞  2015年04月27日 03:00

3選を決め、笑顔で万歳をする大木氏(中央)ら=26日午後9時35分ごろ、大和市の事務所
3選を決め、笑顔で万歳をする大木氏(中央)ら=26日午後9時35分ごろ、大和市の事務所

 県と政令指定都市を除く県内自治体を対象とした統一地方選後半戦の5首長選と13議員選の投開票が26日、行われた。5首長選のうち、大和市長選は、現職の大木哲氏(66)が新人3人を退け3選を果たした。三つどもえの戦いとなった茅ケ崎市長選は、現職の服部信明氏(53)が4選を達成。平塚市長選と南足柄市長選は、それぞれ現職の落合克宏氏(57)、加藤修平氏(66)が新人を下し再選を決めた。開成町長選は、現職の府川裕一氏(59)が再選を果たした。

 無所属4人の争いとなった大和市長選は現職の大木哲氏(66)が、元衆院議員の橘秀徳氏(45)、元県議の安藤博夫氏(67)、元市議の村上寛光氏(68)の新人3人を破り、3選を果たした。

 大木氏は市立病院の医師増員、子育て支援策の拡充、大和駅東側の再開発ビル着工など2期8年の実績をアピール。「健康都市やまと」のスローガンを掲げ、「そこに住む人だけでなく社会、まちを健康にしよう」と訴え、新人3人の批判をかわし、幅広い支持を得た。

 橘氏は現職を「ワンマン市政」と批判し、「市政を正常化しよう」と呼び掛けたが、及ばなかった。安藤氏は「地域のやる気を引き出し、経済を活性化させる」、村上氏は「市南部から40年ぶりに市長を出そう」などと訴えたが、支持が伸びなかった。

 投票率は40・80%で、過去最低だった前回より1・60ポイント下回った。当日の有権者数は18万4778人(男9万2900人、女9万1878人)。

政治姿勢よりも実績

 解説 保守分裂の乱戦を現職の大木哲氏が制した。いずれも保守系の新人3人はトップダウン型の大木氏の市政運営を「ワンマン」と批判したが、批判票は分散。2期8年の実績と「健康都市やまと」のスローガンを掲げた現職が3期目の切符を手にした。

 大木氏は親族の市職員採用や、部下に対するパワーハラスメントの調査をもみ消したとされる前教育長の辞職問題などで市議会やメディアから詳細な説明を求められても拒否し続け、各方面から批判にさらされた。

 その一方で、市立病院の医師増員や子育て支援策の拡充などに代表される「健康都市施策」を主導。「スピード感あふれるリーダーシップが発揮された好例」と、幅広い支持を集めた。有権者は政治姿勢よりも実績を重視した。

 3期目の大木氏は大和駅東側の再開発ビルの完成(2016年11月)や、航空機騒音の軽減につながることが期待される米海軍厚木基地の艦載機部隊の岩国基地(山口県)移駐(17年ごろ)に立ち会う。

 まちが大きく発展する可能性を秘めたビッグチャンスに、どう手腕を発揮するか。注目が集まる。

大木氏の横顔
 青山学院大学を卒業後、会社員を経て、鶴見大学歯学部に入学し、歯科医に。横浜市青葉区選出の県議(3期)から、2007年、大和市長選に初当選。趣味は「仕事」。妻と長女と3人暮らし。


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