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上位浮上へ2年ぶり激突 横浜Mと湘南

スポーツ 神奈川新聞  2015年04月25日 03:00

横浜M・中村(左)と湘南・GK秋元
横浜M・中村(左)と湘南・GK秋元

 県内クラブ同士の一戦を上位浮上の足掛かりにするのは、11位の横浜Mか、13位の湘南か。明治安田J1第1ステージ第7節、横浜M-湘南の「神奈川ダービーマッチ」は25日午後3時、日産スタジアムでキックオフする。

 横浜Mは、大黒柱のMF中村が22日のヤマザキナビスコ・カップの名古屋戦に続いてベンチスタート。チーム最多の8ゴールを挙げている相性のいい湘南戦で復活ゴールの期待は高まる。

 対する湘南は、横浜Mの育成組織出身でプロ10年目のGK秋元が古巣の前に立ちはだかる。シャットアウトして成長した姿を見せつける。

攻撃陣の起爆剤に


 1カ月半遅れの“開幕戦”で好感触を得たのだろう。「(手術を受けた左足首の)リバウンドはほんの少しあるけど、想定の範囲内。問題ないよ。今は純粋にサッカーを楽しむ」。中2日で迎える復帰2戦目に向けた24日の調整で、中村に笑顔があふれている。

 22日のナビスコ杯、名古屋戦は後半10分から登場。スムーズな攻撃の流れを生んでいたが、低い位置でのプレーが多かっただけに「まだ全然」との自己採点は厳しい。モンバエルツ監督は今節も途中出場での起用を明言し「慎重に出場時間を増やしていく」という。

 それでも、チームの支柱に熱い視線が注がれるのも無理はない。チームはリーグ戦6試合を消化したが、6得点といまひとつ。本人は「もう昔の話」と受け流すが、湘南戦では1997年にプロ初ゴール、98年にハットトリックを決めるなどチーム最多の8ゴールを挙げている。攻撃のカンフル剤の働きが求められる。

 この日の居残りFK練習では27本のうち5本を決めた。2011年までチームメートだった湘南の秋元とも「残ってよく練習したよ」と笑い「J1でもアキらしく気合が前に出たプレーをしている」と成長を認める。

 ただし、勝ち点3を譲る気はない。「湘南は縦に速くプラス、連動もしている。見ていて面白い」と警戒しながらも「(試合に)出たら何かするよ。ゲーム展開を読んで、それに合ったプレーをしたい」と自信ありの様子だ。

古巣相手も平常心


 古巣との一戦を前にしても湘南の秋元に浮ついた様子はない。「周りはいろいろと言ってくるけど、特に何かを意識することはない」。平常心を強調する。

 24日の調整はセットプレー中心。ゴールマウスで人一倍声を張り上げ、持ち前の瞬発力を生かした。「みんなでしっかりと声を出し合って、意識を高く持って臨んでいきたい」と力を込める。

 横浜Mの育成組織出身で2006年に昇格。J2愛媛に移籍するまでの6年間の出場は5試合にとどまったが「何一つ無駄なことはなかった」という。

 MF中村らタレントが多い集団の中で多くを学び、そのレフティーとは居残りでのシュート練習でともに汗を流した。「精度が高いし、パワーもある。これが本当のトップクラスのシュートなんだな」。肌で感じたプロのレベルはサッカー人生の大きな糧だ。

 移籍1年目の昨季は全42試合に出場し、リーグ最少の25失点の立役者の一人になった。J1の今季は「自分たちがペースを握ってても一つのプレーでやられたり、一発で決めてくる強さは全然違う」と痛感するが、「下を向かずに課題を克服して次に臨むのが大事だと思う」と闘争心は燃え続けている。

 横浜Mにチームは現在9連敗中。リーグ戦で最後に白星を挙げたのはベルマーレ平塚時代の1997年だ。今季から背番号1を託された27歳は「チームの助けになれるように僕自身が自信を持って引っ張っていく」と強い自覚を示した。



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