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人の原罪テーマに  発達障害の画家が父子展

カルチャー 神奈川新聞  2015年04月24日 13:20

「人の罪を背負っているイメージ」として白いヒマワリを描いた自作の前にたたずむ安藤ニキさん =岩崎ミュージアム
「人の罪を背負っているイメージ」として白いヒマワリを描いた自作の前にたたずむ安藤ニキさん =岩崎ミュージアム

 小田原在住の画家、安藤ニキさん(31)と家具作家の父、和夫さん(62)による父子展「プルガダイス2015」が、横浜市中区の岩崎ミュージアムで開催中だ。ニキさんの油彩画、版画、劇画など約50点と和夫さんの額、厨子(ずし)約10点が並ぶ。

 ニキさんは自閉症の一種「アスペルガー症候群」を抱えながら、制作活動にいそしんでいる。音楽を聴くと同時に映像が見える「共感覚」で得られたイメージや、頭の中のスクリーンに浮かぶ物語世界が主な作品のテーマだ。

 展覧会名の「プルガダイス」は、カトリックの「煉獄(れんごく)(プルガトリウム)」と「楽園(パラダイス)」を組み合わせた造語。作品全体を貫くテーマは人間の原罪で、子どものころのいじめ体験などがべースにあるという。

 会場に並ぶのはほとんどが新作。「今までは人物などに頼っていたが、人がいない光景や抽象画などで表現したい世界が描けるようになった」とニキさん。銅版画には昨年から取り組んでおり、技法の広がりによって世界観の表現も広がったと手応えを感じている。

 26日まで。一般300円、小・中学生100円。月曜休館。問い合わせは同ミュージアム電話045(623)2111。 


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