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室内全て施錠、不審者映像も 湯河原女性殺害

社会 神奈川新聞  2015年04月24日 03:00

 湯河原町宮下で21日朝、女性(66)方から出火し、焼け跡から額に包丁が刺さった遺体が見つかった殺人、放火事件で、この住宅の玄関や窓の鍵が全て施錠されていたことが23日、小田原署捜査本部への取材で分かった。女性の自宅近くの防犯カメラには火災発生の約1時間前に不審な人物が玄関付近から出て行く姿が写っており、捜査本部はこの人物が鍵を掛け、そのまま鍵を持ち去った可能性があるとみて調べている。

 遺体は、火災後に連絡が取れなくなっている女性とみられる。捜査本部によると、頭や顔に十数カ所の刺し傷や切り傷があり、顔面に鈍器で殴られたような痕もあった。死因は頭蓋骨骨折に伴う脳挫滅で、遺体に煙を吸い込んだ形跡がないことなどから、女性が暴行を受けて死亡した後に放火されたとみている。

 捜査関係者によると、防犯カメラに不審な人物が映っているのは、火災が発生する約1時間前の21日午前5時ごろ。玄関付近から黒っぽい人影が現れ、扉を閉めるようなしぐさをした後にJR湯河原駅方向に立ち去った。女性の死亡推定時刻とほぼ一致し、午前6時すぎに消防隊が現場に到着するまで人の出入りは確認されていない。夜間から未明にかけては黒一色で何も写っておらず、侵入した経緯の判別は難しいという。

 捜査本部によると、自宅は玄関の鍵が掛かっていたほか、格子の付いている台所以外の窓は全て施錠されていた。玄関のガラス部分が一部割れていたが、消防関係者が消火活動の際に割ったという。

 女性が通っていた福祉作業所の関係者は「女性は用心深くて常に施錠する習慣があった」とし、手伝いを頼まれて訪問した際も「扉をたたくと『誰?』と聞いてきて、名前を言うまで鍵を開けなかった」と説明している。


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