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南足柄市長選政策アンケート 2氏主張は?

選挙 神奈川新聞  2015年04月24日 03:00

 26日に投開票される南足柄市長選の2候補者を対象に、神奈川新聞社は政策アンケートを実施した。1期目の市政評価、子育て支援、「道の駅」整備問題など6項目について、ともに無所属で、新人で元市部長の鎌田雅博氏(63)と、自民推薦で現職の加藤修平氏(66)=届け出順=の考えを紹介する。

 2010年3月に県西2市8町の合併問題が頓挫し、翌年の東日本大震災で未曽有の事態が続発する中で、4人が乱立した激しい選挙戦の末に初当選した加藤氏の課題は「混乱した市政の収束と財政再建」だった。

 1期目の加藤市政について、鎌田氏は「雇用や人口減に対する有効な対策が取られていない。投資的経費も従前から半減し、今や建設、商工業者は疲弊している」と指摘。「こうした閉塞(へいそく)状況を打破するために、いまこそ行動する時」と批判を強める。

 加藤氏は「巨額の負債を抱えて長年の懸案だった市土地開発公社を清算し、8年ぶりに12年度予算が単年度で黒字転換するなど財政健全化を定着させた」と総括。「何をやるにも財源の確保が必要」と堅実市政をアピールした。

 子育て支援や地域活性化対策では両者にあまり差はないが、インフラ整備と絡んで「道の駅」整備問題では違いがくっきりと表れた。

 鎌田氏が「加藤氏が公約とした大型直売交流センターが道の駅に変わったが、赤字は必至。道の駅の前に道路整備が必要だ」と反対を唱えているのに対し、加藤氏は「周辺道路の整備などで今後、足柄地域の交流人口の増大を見込み、地域活性化の拠点として県と連携して整備する」と主張している。


■市政の評価

鎌田氏


 雇用や人口減に対する有効な対策が取られていない。投資的経費も従前から半減し、今や建設、商工業者は疲弊し、閉塞(へいそく)状況にある。

加藤氏


 初当選後の2012年度、8年ぶりに市財政を黒字に転換し、着実に財政の健全化を実現。その上で福祉、教育・文化、防災の充実に努めた。

■子育て支援

鎌田氏


 小児医療費の無料化や、働きながらの子育てに対して、保育所・学童保育の拡充など、子育て家庭が安心できる支援が必要と考える。

加藤氏


 小児医療費助成は小学4年生までにする。将来的に中学3年生までに拡大の方針。学童保育の支援充実や待機児童の解消、妊娠・出産・子育てを支援する体制整備。

■地域活性化策

鎌田氏


 「まち、ひと、しごと」の地方創生事業が地域の活性化を生む。人口減少対策と雇用の創出がまちを維持し、活性化させると考える。

加藤氏


 未病産業の誘致や足柄産業ビレッジ構想の実現による雇用の確保や「道の駅」を起爆剤とした農業の6次産業化、農・商・工・観光業の振興を図る。

■インフラ整備

鎌田氏


 都市基盤整備の中心である道路整備、千津島苅野線の完成、南足柄箱根道路の2車線化が、沿道サービスや民間観光ビジネスの振興を促す。

加藤氏


 県の南足柄箱根道路(南箱道路)の整備に合わせ、千津島苅野線の整備を12年ぶりに再開。南箱道路の結節地である北足柄の観光インフラ整備などを促進する。

■「道の駅」問題

鎌田氏


 前回選挙で加藤氏が公約とした大型直売交流センターが「道の駅」整備に変化し、計画は赤字となると予測される。「道の駅」の前に道路整備が必要だ。

加藤氏


 2020年東京五輪の開催、南箱道路や新東名高速山北スマートインターチェンジ開設などによる交流人口の増大を見込み、地域活性化の拠点として県と連携整備する。

■行財政改革

鎌田氏


 行財政改革は必要であると考えるが、投資的事業を活性化させ、固定資産税などの収入増を図るために、市内企業の新規投資を促進させる必要がある。

加藤氏


 民間活力の積極的な導入を推進し、公共施設の在り方や事務事業の見直し、市税徴収事務の強化などにより、自主財源を確保する。


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