1. ホーム
  2. 選挙
  3. 大和市長選、現職に3氏が舌戦

2015統一地方選
大和市長選、現職に3氏が舌戦

選挙 神奈川新聞  2015年04月21日 03:00

 19日に告示された大和市長選は、村上寛光氏(68)、橘秀徳氏(45)、安藤博夫氏(67)の新人3人と、3選を目指す現職の大木哲氏(66)=届け出順=が立候補した。26日の投開票に向け、舌戦を展開する4人の横顔を紹介する。

地元愛する行動派 村上寛光氏(68)
 「破天荒な行動力で、誰が見ても大和は変わったね、という大和をつくりたい」-。市役所の女性幹部登用、イベントによる地域活性化を掲げた「大和六策」を訴える。

 福島県出身。高校時代は東京五輪の聖火ランナーを務めた。卒業後は海上自衛隊に入り、35年間勤務した。職種は航空管制官。厚木基地に配属された縁で、大和市に居を構えた。趣味以上の阿波踊りで連を主宰する。

 自衛官時代の元上司に「基地のある街では自衛官OBの議員がいるが、大和にはいない」と勧められ政治家を志した。2007年から市議を1期務めたが、次回選挙は落選。「票数が激減して、負け方がひどかった。このままでは終われない」と考えた。「多数が出る市議選と違い、少人数で争う市長選では埋没しない。私の能力が正しく評価されれば当選できる」と市長選出馬を決意した。

 座右の銘は「為(な)せば成る」。息子2人は独立。深見の自宅で妻と2人暮らし。孫は1人。

街の潜在力に自信 橘秀徳氏(45)
 「オール大和で市民の力を結集し、市政を正常化しよう」。親族の市職員採用や前教育長が辞職したパワーハラスメント問題への対応など、現市政に不満を持つ自民の一部と大和青年会議所OBの若手経営者が中心となり、擁立した。

 治安改善、子育て支援、企業誘致などを盛り込んだ「5つの新しい大和づくり」を掲げる。「東京、横浜に近く地の利がある。ノーベル賞受賞者、女子サッカーの王者も輩出し、人材も豊富。発展しないはずがない」

 東京都出身。中央大学法学部を卒業後、内閣法制局に就職。松下政経塾の門をたたいた。議員秘書を経て、2009年に大和市を含む13区から衆院選に民主党公認で出馬し当選。1期3年で東日本大震災の被災地対策、東名高速綾瀬スマートインターチェンジ整備などに取り組んだ。

 趣味は囲碁将棋。座右の銘は、他人には穏やかに接し自分に厳しい、という意味の「春風接人、秋霜自粛」。家族は妻と中学生の長男、小学生の長女。

恩返しへ表舞台に 安藤博夫氏(67)
 「十分に話し合い、市職員と市内企業のやる気を引き出す。裏方に徹し、もっともっと活力ある大和にしたい」と語る。

 1987年より市議を2期8年、95年から県議を3期12年務めた。20年にわたる議員経験と人脈が武器だ。「支持者に恩返ししないまま、地方政治から消え去ることはできない。身近な市政に参加したい」と、政治的なブランクはあったが市長選への出馬を決意した。

 愛川町で生まれ、大和市に転居。市立林間小学校、大和中学校、県立希望ケ丘高校を経て、日本大学理工学部卒。1級建築士として、建築設計事務所を主宰する。

 父は韓国出身。高校2年生の時、一家で日本国籍を取得した。生い立ちを明らかにし、日韓友好に力を注ぐ。

 趣味は柔道。座右の銘というわけではないが、「明るく、楽しく、元気よく。いつでもオープンでプラス思考でいたい」。南林間で母と妻、長男家族らと13人暮らし。孫8人が自慢だ。

「趣味は仕事」自負 大木哲氏(66)
 「健康都市を充実させたい。政策主体でサイレントマジョリティーに訴える」。市立病院の充実、子育て支援の拡充、防災拠点の整備などを盛り込んだ「大木の8策プラス1」を掲げ、2期8年の実績と経験を示す。

 「相手の立場になって考えた時にヒントが出てくる」。60歳代を高齢者と呼ばない都市宣言、乳幼児の歯科健診と親の血液検査を一緒に行う「親子de健診」など、独創的な施策も展開する。

 東京都出身。大学卒業後、会社員を経て鶴見大学歯学部に入学、歯科医に。横浜市青葉区選出の県議を経て、大和市長に転身した。

 「趣味は仕事」ときっぱり。「朝から夜まで、土曜も日曜も、役所に来て働いた」と振り返る。「市長になってから酒を断った。緊急時に備え、自宅でも一滴も飲んでいない。全てを公務に費やしている」

 座右の銘は「人生唯(ただ)一度」。中央林間の自宅で妻、長女と3人暮らし。


シェアする