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2015統一地方選
自民、県議選で最多タイ 県政会地盤に続々

選挙 神奈川新聞  2015年04月18日 11:09

約1200人の支持者が集まり、統一選の必勝を誓った自民党県連の決起大会=2月16日、横浜市中区
約1200人の支持者が集まり、統一選の必勝を誓った自民党県連の決起大会=2月16日、横浜市中区

 統一地方選前半戦の県議選で、前回を11人上回る積極擁立を進めた自民党が、過去最多に並ぶ45議席を獲得した。目標に掲げた単独過半数には届かなかったものの、告示前の勢力に4議席上積み。党県連は「次につながる土台となった」と総括し、来夏の参院選や次期衆院選を見据える。だが、友党として協力関係にあった県政会の地盤に次々と候補を立てたため、一部にはしこりが残りそうだ。

万全の体制


 「よっしゃー」。県議選の投票日から日付が変わった13日午前0時すぎ、横浜市港北区の事務所で喜びの声が上がった。自民が同選挙区で初めて立てた2人目の公認候補が、定数4の最終議席に滑り込んだ。

 今回の県議選を「2007年以前に戻す総仕上げ」と位置付けた自民県連。政権の座を失った09年衆院選からの失地回復に向け、竹内英明幹事長を中心に、国会議員・県議・市町村議員間の連携強化を図るなど足場固めを進めてきた。

 県議選で菅義偉官房長官や小泉進次郎復興政務官らが続々と選挙区入りする戦いぶりは、公明党の議員が「議席への執着は普通ではない」と驚くほど。公明からの推薦も前回の1人から7人に増やし、万全の体制で必勝を期した。


 自民は、党の基盤強化に向け、1人区にも積極擁立。横浜市瀬谷区では民主党が守ってきた議席を奪還した。ただ、同栄区や綾瀬市では及ばず、大磯町・二宮町では県連政調会長で元議長の古沢時衛氏が敗れる波乱もあった。

 目標の単独過半数には届かなかったが、過去最多タイの45議席を獲得。得票率も前回より約5ポイント増え、過去2番目の39・7%に押し上げた。竹内幹事長は「取りこぼしがあり、十分な成果とはいえないが、議席を増やした。よいチャレンジだった」と評価した。

 「義理も人情もない。横暴だ」。強気な擁立を進める自民に選挙中、県議会の保守系無所属会派「県政会」の現職から批判が上がった。国政選挙で自民を支援するなど協力関係にある県政会。これまで同会派の現職がいる選挙区に、自民は候補を立てなかった。

 だが、今回は一転。無所属ゆえに、最近の国政選挙での応援が徹底されていないとの見方もあり、主戦論にかじを切ったのだ。

 自民県連は県政会側に自民公認での出馬を呼び掛けた上で、応じなかった川崎市麻生区や愛川町・清川村などで新人を擁立。座間市(定数1)では県政会の現職に競り勝ったが、麻生区(同2)での議席奪取はかなわなかった。

 過去2回無投票が続いた愛川町・清川村(同1)は、保守一騎打ちによる12年ぶりの激戦に。4期目を目指す県政会現職に自民新人が挑んだが、民主党衆院議員の応援を受けた現職が約300票差で逃げ切った。

 「3派連合」と言われ、これまで公明党とともに議会運営の主導権を握ってきた県政会との関係について、竹内幹事長は「今後、状況をみて判断する」と述べるにとどめた。しかし自民県連関係者は、こう指摘する。「民主党と組んだ議員までノーサイドにできるか、難しい」


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