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2015統一地方選
高橋氏14年後の雪辱 県議選足柄下選挙区

選挙 神奈川新聞  2015年04月15日 03:00

初当選を決め、泣きながら支援者と握手する高橋氏(左)=12日午後10時25分ごろ、湯河原町宮上
初当選を決め、泣きながら支援者と握手する高橋氏(左)=12日午後10時25分ごろ、湯河原町宮上

 県議選としては2001年の補選以来、14年ぶりの選挙戦となった足柄下選挙区(箱根、真鶴、湯河原町)では、無所属の高橋延幸氏(53)が、自民党の石倉幸久氏(62)との新人同士の一騎打ちを制した。「現職の後継者」と「湯河原町議経験者」が対決し、後者が勝利する構図は14年前と同じ。だが、かつて現職後継で敗れた高橋氏は今回、議員経験を経て前者から後者へ転じ、雪辱を果たした。

 01年は、高橋氏の父でそれまで18年間にわたり県議として地盤を守ってきた実氏が急逝。直後の補選に高橋氏が後継として出馬したが、今回引退した向笠茂幸氏(67)が湯河原町議から転じ、勝利した。

 高橋氏は敗北後の03年に同町議補選で初当選。今回出馬のため辞職するまで4期12年務めた。前回の町議選ではトップ当選し、議長も経験するなど着実に湯河原で地盤を構築。議員交流などで他町にも人脈を広げた。今回選挙では、選挙区の3町の議員の多くが高橋氏の支持を表明。知名度が低い箱根町では同町議会の最大会派「至誠会」が全面的に高橋氏をサポートした。

 向笠氏の後継指名を受けた石倉氏は自民党の支援を背景に選挙戦を展開。高橋氏は地元町議の応援を受けながら個人商店前や町営住宅での街頭演説を重ね、どぶ板選挙を繰り広げた。

 12日の投開票日。午後10時ごろに当選の報が入ると、高橋氏は顔をくしゃくしゃにして、父・実氏の遺影を抱く長女(22)らと抱擁。「地域の仲間に支えてもらって選挙ができた。町民の声を代弁するのが議員の使命。これから足柄下郡のため一生懸命働かせていただきます」と熱く語った。


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