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下水道“深掘り”研究-相模原青陵高の特別授業 見学や検査内容多彩

話題 神奈川新聞  2016年12月19日 02:00

家庭から持ち寄った排水の水質を調べる生徒たち=県立相模原青陵高校
家庭から持ち寄った排水の水質を調べる生徒たち=県立相模原青陵高校

 普段は目に見えない下水道の仕組みをあらゆる角度から学ぶ授業が県立相模原青陵高校(相模原市南区新磯野)で行われている。「下水道マニア」と名付けられたユニークな特別授業で、マンホールのふたから下水道の役割や自然環境保護につながる仕組みを専門家からとことん学んでいる。

 1年生の「総合的な学習の時間」を活用した8講座の一つ。同校の垣下嘉徳教諭らが「マンホール蓋(ふた)から世界が見える」をキャッチフレーズに、10月から5回の授業が続く。これまでにマンホールの専門家や同市下水道部の担当者が講義を行った。また、学校敷地内に降った雨水の7割をトイレで再利用している同校独自の浄化処理設備を見学。今後、「見えない下水道をどのように友人・家族に伝えるか」をテーマに課題を考え、来年1月に発表する。

 6回目の12日は県下水道公社(平塚市四之宮4丁目)の担当者が、相模川流域下水道や微生物の役割などを解説した。また処理施設に流れ着くもので「意外に多いのは携帯電話」と実例を紹介した。生徒たちは「反応タンク」という処理設備で浄化に活躍する微生物マクロビオツスを顕微鏡で60倍に拡大して観察。自宅から持ち寄った使用後の風呂の水などを検査キットを使って水質を調べた。

 講師役の同公社総務部企画課の長谷川茂輝さんは「目に見えない世界を意識して知ってもらうのは非常にうれしい。次はぜひ施設見学を」と呼び掛けた。

 授業を受けた伏見宗泰さん(16)は「次は微生物の種類を学んでみたい」と話していた。


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