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海老名駅西口整理終盤に 道路整備遅れで渋滞懸念

経済 神奈川新聞  2015年04月08日 03:00

10月のまち開きに向けて整備が進む海老名駅西口地区
10月のまち開きに向けて整備が進む海老名駅西口地区

 海老名市の海老名駅西口土地区画整理事業は終盤に入り、悲願の「まち開き」まで半年となった。大型商業施設が出店して経済振興に期待が高まっているが、道路整備の遅れでマイカー来場者による渋滞悪化が懸念されている。市は車両の乗り入れ抑制など交通対策の検討に追われている。

 同事業は、約14・1ヘクタールの用地に「市の新たな顔となる広域拠点」として2012年12月から16年12月の期間で実施。総事業費は約54億円で、このうち約22億円を市が助成している。

 西口広場、商業施設、高層マンション、ホテル、一戸建て住宅などが計画され、居住人口約3千人の新たな街「扇町」が今年10月に誕生する。

 その中心地に三井不動産が建設しているのが大型商業施設「ららぽーと海老名」で、10月下旬に開業する予定。市はこの開業に合わせて同駅の東西を結ぶ自由通路を改修中で、工事終了後にまち開きのイベントを行う。

 ららぽーとは地上4階建て(延べ床面積約12万千平方メートル)で、衣料や雑貨、飲食など約250店が入り、1日平均の来場者を休日で約3万8千人と推計。このうち、自動車利用が全体の約4割1万5800人で、鉄道の1万2500人を上回る。台数で換算すると6320台になることが、このほど明らかになった。

見通し立たず
 市の主要な渋滞対策は2路線の市道整備。ただ、JR相模線をくぐって「扇町」と鉄道路線南側をつなぐ上郷河原口線(仮称、920メートル)については、用地買収が難航していることに加えて、地下部分の工事協議が「JR側の関係者が東日本大震災の復興に回った」(市市街地整備課)などで遅れ、現在も未着工。完成の見通しが立たない状況に陥っている。

 国道246号方面とつながる市道307号線バイパス(300メートル)は用地買収がほぼ終わり、5月に着工、10月までに完成を間に合わせるという。

 海老名駅周辺は現状でも朝夕の時間帯には交通渋滞が発生。ららぽーとが開業すればさらに渋滞が悪化する懸念がある。周辺住民は、渋滞回避のために生活道路にまで車両が入り込むことで多くなる事故を心配している。

シャトルバスも
 そこで、市と事業者らからなる西口地区関係事業者調整会議は対策検討を本格化。ららぽーとの駐車場台数を基準の1600台から1800台に増やし、隣接地に臨時駐車場も確保する。このほかマイカーの乗り入れ抑制に郊外に臨時駐車場を設置してシャトルバスを運行させる案も検討している。

 また、電車やバスの利用者に商品割引券を配布する誘導策など、ハード、ソフト両面から有効策が議論されているという。

 市まちづくり部は「交通対策は事業者が主体となって検討している。行政としても市民生活に悪影響が出ないように全庁的に取り組んでいく」と話している。


海老名西口
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