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2015統一地方選
横浜市議選定数減の中区

選挙 神奈川新聞  2015年04月08日 03:00

 3日に告示された横浜市会議員選挙。「1票の格差」の是正で18選挙区のうち唯一、定数が減ったのが中区だ。人口が増える都筑区の1増に対し、1減となり、各陣営とも「厳しい」と口をそろえる。早速、党首らが応援に駆け付けるなど戦いは熱を帯びている。

 定数が4から3となった中区は現職3人、新人3人の計6人が立候補。現職と新人の2人を擁立した自民が長く「指定席」としてきた2議席を維持できるかどうかが注目される。

 自民の松本は、兄の松本純衆院議員の地盤を引き継いだ。以来、5期連続で当選してきたベテラン。市庁舎移転に伴う関内・関外地区の活性化や魅力的な街づくりを掲げ、後援会を主体に街頭や個人演説会などで支援を呼び掛ける。駅立ちも毎月続けてきたといい、「選挙では4年間の活動の成果が見られている。これまで積み重ねてきたものを信じてやるしかない」と力を込める。

 同じく自民の伊波は、菅義偉官房長官の元秘書。元市会議長で7期を務めた父・洋之助の地盤を引き継いで出馬した。防災や子育て、高齢者福祉の充実などを訴える。3日の出陣式には200人近くの支援者が集まり、「父親の時と同じか、それ以上」と事務所関係者。だが懸念材料は知名度不足で、出陣式では「『伊波洋之助』と書くとアウト。『伊波』で良いんです」と呼び掛けた。

 公明の福島は前回トップ当選。だが、党関係者は「当選した4人の票差は千票以内。どんぐりの背比べだ」と気を引き締める。党として横浜市議選で唯一の「超重点区」に位置付け、支持母体の創価学会に加え一部労組からの支援も取り付けた。安全で魅力ある街づくりなどを掲げ、5日には山口那津男党代表が応援入り。「中区は接戦。実績がある福島直子を勝たせてください」と声を張った。

 維新の串田は、自らの名前とともに「相談受付中」と書いたピンクのタスキをかけて選挙活動。支援組織や支持団体を持たないため街頭での訴えが中心だ。告示日には江田憲司党代表が応援演説に駆け付けた。維新支持層に加え、自公連立政権への批判票の受け皿となり、民主支持層や無党派層の取り込みも図り、3期目の当選を狙う。交通政策や中学校給食の実現などを訴えている。

 共産の椎谷は画家。原子力発電所やカジノ誘致への反対などを掲げる。特に中区は、経済界の一部有志がカジノを含む統合型リゾート施設(IR)の誘致先として想定している山下ふ頭を抱えているだけに、「主婦層などからのカジノへの反発は強い」と主張する。昨年12月の衆院選で同党公認候補が中区で9千票近く獲得したことを踏まえ、さらなる上積みを目指している。

 森は社民市連合青年対策委員長だが、無所属で出馬。社民、民主県連などから推薦を受けた。民主が中区で公認候補を立てていないこともあり、各党ののぼりを掲げて幅広く支援を呼び掛ける。看護師としての経験を生かし、福祉の充実を図ると訴える。4日に応援に駆け付けた社民の福島瑞穂副党首は「自民でも公明でも共産でもない票の受け皿になれれば」と期待を込めた。 =候補者の敬称略

立候補者
椎谷  猛 68 共新
森  英夫 43 無新
松本  研 63 自現(5)
伊波俊之助 44 自新
串田 久子 49 維現(2)
福島 直子 58 公現(3)

【読み方】▽氏名、投票日現在の満年齢、所属党派、現職・新人の別、丸数字は当選回数▽党派の略称は、自=自民党、維=維新の党、公=公明党、共=共産党、無=無所属。並びは届け出順。


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