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横浜駅「馬の背」撤去へ 五輪までにバリアフリー化

社会 神奈川新聞  2015年04月07日 09:48

横浜駅中央自由通路から西口地下街へ向かう階段、通称「馬の背」=横浜市西区
横浜駅中央自由通路から西口地下街へ向かう階段、通称「馬の背」=横浜市西区

 横浜駅西口の再開発が本格的に動きだす。本年度、JR東日本の駅ビル着工に加え、中央自由通路と西口地下街の間にある階段・通称「馬の背」をなくし、バリアフリー化を図る工事が始まる。駅からバスターミナルへ向かうのに階段を上り下りしなければならず長年、課題とされてきた。横浜市は駅前広場の歩行者空間を拡張する意向も持っており、いずれも2020年東京五輪までの完成を目指す。一新した横浜の玄関口で、国内外の客を出迎える考えだ。

 新しい駅ビルは、旧駅ビル「横浜シァル」や「横浜エクセルホテル東急」の跡地に建設するもので、市が主体となって策定した「エキサイトよこはま22(横浜駅周辺大改造計画)」の中心的プロジェクトと位置づけられている。地上26階、地下3階建てで、今秋にも本格工事が始まる見通し。商業施設やオフィスを集積するとともに、防災拠点としての機能も整備、20年の開業を目指している。

 西口の「馬の背」は、中央自由通路から西口地下街ザ・ダイヤモンド方面へ向かう際、階段またはエスカレーターで約3メートル上り、直進した後、今度は約5メートル下る構造を言う。鉄道利用者がバスに乗る際の動線となっている。

 今回の計画は高低差を解消し、中央自由通路と地下街ザ・ダイヤモンドを直接結ぶというもの。一部は、駅ビルの地下1階歩行者通路としてJRが整備。残りの部分は、ダイヤモンドを運営する相鉄アーバンクリエイツが、本年度中には通路の整備に着手する。地下と地上をつなぐ出入り口も新設される。完成すればおおむねバリアフリーとなり、現状と比べ格段にスムーズに通行できるようになる。

 通路は公共性の高いものと位置づけられ、相鉄が見込む約36億円の総事業費のうち、国と横浜市が3分の1ずつ補助金を出す予定。同市都市整備局都心再生課は「駅ビルの完成に合わせて通路の供用を開始したい」と話す。

 一方で、市は地上の西口駅前広場も整備を進める方針。六つの鉄道事業者が乗り入れる首都圏有数のターミナル駅だが、歩行者空間が狭く、特にザ・ダイヤモンドの階段上付近は動線が縦横に交差し、多くの人が滞留することが課題とされてきた。

 市は歩行者空間の拡張に向け、本年度中にも設計に着手する方針。地上、地下双方の工事が完了すれば、西口の動線が大きく変わることになりそうだ。


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