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治水神つなぐ縁 中国生徒、南足柄の文命宮見学

話題 神奈川新聞  2015年04月07日 03:00

「文命東堤碑」に彫られた碑文に見入る西安外国語学校の生徒ら=南足柄市班目の福沢神社
「文命東堤碑」に彫られた碑文に見入る西安外国語学校の生徒ら=南足柄市班目の福沢神社

 中国・西安市の西安外国語学校の生徒10人が6日、南足柄市班目の福沢神社境内にある文命宮と同東堤碑を見学した。古代中国の治水神「禹王(うおう)(別名・文命)」を祭ったほこらと酒匂川治水を記した碑文を前に、生徒は「中日の文化のつながりと文字の力に感動した」と話していた。

 日本語を学ぶ同校一行は3日から8日まで、交流校である旭丘高校(小田原市荻窪、清水浩校長)を訪問している。

 この日は、旭丘高の生徒5人と一緒に酒匂川治水の現場を視察。まず松田町の松田ハーブガーデンから足柄平野を流れる酒匂川上・中流域の様子を遠望し、同川両岸にある文命堤のうち、東岸の大口土手にある文命宮と同東堤碑を訪れた。

 特に生徒らは、高さ約2メートルほどの同東堤碑を取り囲み興味津々の様子。足柄の歴史再発見クラブ顧問の大脇良夫さん(74)から、「江戸中期の富士山噴火の影響で氾濫した酒匂川を治水するため、1726(享保11)年に田中丘隅が大規模な築堤工事を行い、『禹王』にちなんで文命堤と命名した由来が漢文で記されている」などと説明を受けた。

 高校1年のベン・リジュンさんは「禹王のことが遠く日本で大切にされていることに感動した。文化のつながりを感じる」と話した。

 両校の交流は、旭丘高の小出湧三前副校長が同学校教授だったことから、2014年に始まった。今回が3回目で中国からは初来日となる。


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