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鎌倉の古刹に響く音色 23日から演奏会

カルチャー 神奈川新聞  2015年04月07日 03:00

第1回「レゾナンスコンサートシリーズ」を催す吉井さん(右)、有田さん=妙本寺
第1回「レゾナンスコンサートシリーズ」を催す吉井さん(右)、有田さん=妙本寺

 日常生活や身近な自然の中で一流の音楽を堪能してもらおうと、鎌倉ゆかりの音楽家たちがコンサートを企画した。23日から26日まで、古刹(こさつ)や住民になじみのある会場を舞台に、第1回「レゾナンス 鎌倉の響きコンサートシリーズ」が催される。

 企画したのは、オーボエ奏者の吉井瑞穂さんと昭和音楽大学教授(芸術学)の有田栄さんら。

 鎌倉出身の吉井さんは、2000年からドイツ・ベルリンに拠点を置くマーラー室内管弦楽団の首席奏者として世界を飛び回る。有田さんはNHKFMのパーソナリティーなども務め、出身も在住も鎌倉市内だ。

 旧知の2人が鎌倉での開催を志したのは昨年初めごろ。「多くの音楽家を輩出しているまちなのに、住民が音楽を楽しむには東京や横浜へ行ってしまう。地元で堪能できる機会を」。そんな動機があった。

 地元出身やゆかりのそうそうたる音楽家たちに声を掛けた。市内を巡り、コンサートの舞台を探し歩いた。ちょうど1年前の初夏。青々と新緑の茂るたたずまいにほれ込んで、会場の一つに選んだのが大町の妙本寺だった。

 静まり返ったホールと違い、風が揺らす葉音や小鳥のさえずりも演奏にこだまする。そんな本番を2人は期待する。鎌倉の自然や文化と響き合うコンサートを-。タイトルにした「レゾナンス」は、英語で共鳴や共感を意味する。

 23日は鎌倉生涯学習センター(小町)で午後7時開演。オープニングを飾るファンファーレを、企画者の1人でもある佐藤友紀さんのトランペットやオーボエが奏でる。

 25日は、漫画家・故横山隆一さん邸宅跡地の「スターバックス」店内で、店内客向けにオペラとギターのフリーコンサートを開催。26日は妙本寺で吉井さんのオーボエと吉野直子さんのハープ、東野珠実さんの笙(しょう)による室内楽の三重奏が催される。

 また24日には、同寺境内にある比企谷(ひきがやつ)幼稚園で、園児たちを対象に音楽と寸劇を披露する(観覧は関係者のみ)。「良い音楽家、聴衆になる次の世代を地元に育てたい」という思いを込めた。

 総勢26人が出演。吉井さんと有田さんは「音楽は、演奏者や場、聴衆、皆でつくるもの。ぜひ地元の方々に足を運んでほしい」と、来場を呼び掛けている。

 23日は3500円(前売り3千円)。26日は4500円(同4千円)。25日は無料。出演者など詳細はホームページに掲載。問い合わせは、鎌倉ギャラリー電話0467(22)5131。


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