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  3. 県内各地で入社式 「厳しい環境こそ好機」
緊張した面持ちで入社式に臨んだフィード・ワンホールディングスの新入社員ら=横浜市神奈川区
緊張した面持ちで入社式に臨んだフィード・ワンホールディングスの新入社員ら=横浜市神奈川区

 2015年度がスタートした1日、県内企業の多くで入社式が行われた。企業のトップらは新入社員に対し、会社の成長の原動力となるよう期待感を示した。

 旧田奈農業協同組合と合併し、この日、新たなスタートを切った横浜農業協同組合(JA横浜)では72人が新規採用された。

 横浜市旭区の本店で行われた新採用職員辞令交付式で、石川久義代表理事組合長は「全国679のJAの中でも、横浜はトップクラス。職員としての誇りや向上心を忘れず、業務に取り組んでほしい」とエールを送った。

 農協改革が議論される中で迎える新職員。大正支店に配属された安西絢音さん(22)は「代々農業の家に生まれ、小さいころからJAの職員さんは家族のような存在だった。私も、お客さんから選ばれる職員になりたい」と抱負を語った。

 昨秋の配合飼料メーカー2社の経営統合により販売数量で民間トップに躍り出たフィード・ワンホールディングス(横浜市神奈川区)では、統合後の“1期生”として新卒8人を迎えた。

 山内孝史社長は環太平洋連携協定(TPP)交渉が大詰めを迎え、畜産・水産業を含めた国内農業が岐路に立つ現状を説明。「われわれの業界も生き残りを懸けた提携や再編でしのぎを削る状況になってきた。だが、厳しい環境こそチャンス。手を打っていけば道は開ける。皆さんも心掛けてほしい」と鼓舞。

 弦巻恒三会長は「生産者とのつながりを深めながら食の根幹を担っていこうと統合した結果、ナンバーワンの今がある。国内農業や生産者のためにも現状維持でなく、拡大していかないといけない」とした。

 板金機械大手のアマダ(伊勢原市)がグループ企業を再編、事業子会社の経営を統括する持ち株会社として同日設立されたアマダホールディングス(同)。新卒採用の59人を前に、岡本満夫会長兼CEOは「現場は利益の源泉であり、現場で起きている事象を正しく捉え、建設的な行動を起こせるようになってほしい」と激励した。


●主な企業トップあいさつ
 横浜銀行・寺澤辰麿頭取 金融のプロとしてお客さまの役に立つ「人財」に育ってほしい。企業価値を高める一翼となるため自己研さんに励んでもらいたい。

 横浜信用金庫・大前茂理事長 先輩職員とともに地域の発展のために力を尽くしていこう。職員として誇りと自覚を持ち、研さんに努め、夢を持ってほしい。

 三菱ふそうトラック・バス・マーク・リストセーヤ社長 「人」が変化をもたらしビジネスを動かす。誇りを持ち、顧客に対し魅力ある存在になってください。

 三菱日立パワーシステムズ・西澤隆人社長 発足2年目の勢いを推し進める今、無限の可能性を持った皆さんを迎えることができ、心から喜んでいる。

 ニッパツ・玉村和己社長 積極果敢にチャレンジし、自己研さんに努め、先輩とのコミュニケーションを大切にし、世界で勝負できる人材を目指してほしい。

 丸全昭和運輸・浅井俊之社長 日本人としての教養を深め、専門知識や語学力を身に付け、グローバルなフィールドで活躍できる人材へと成長してほしい。

 富士フイルムホールディングス・中嶋成博社長 現地に行き、自分の目で確かめ、変化の兆しを見つける「三現(現場・現物・現実)主義」を大事にしよう。

 富士通・山本正已社長 今年で創立80周年を迎える。過去の集大成でなく新たな歴史の始まりの年にしたい。皆さんとともに未来を切り開いていきたい。

 ファンケル・池森賢二会長 あなたたちは第2創業期の1期生。今のフレッシュな気持ちを忘れず、生涯の思い出になるような仕事をしてください。

 エバラ食品工業・宮崎遵社長 冒険、議論、失敗を重ね、明るく元気に、面白い会社生活を。無限の創造力を発揮しエバラの進化・未来を築いてください。

 富士ソフト・坂下智保社長 情報通信技術が進化し続ける時代に世の中を引っ張り、新たな時代をつくるのはIT産業の私たちだという気概で頑張ってほしい。

 千代田化工建設・澁谷省吾社長 若い感性や柔軟な発想を生かし、努力を惜しまず、当社を支える人材になり、仕事が面白いと感じるようになってほしい。

 富士通ゼネラル・村嶋純一社長 世の中の小さな変化に鋭敏に反応してほしい。変化に追われる者でなく、変化をつくり上げられる者になってほしい。

 KTグループ・上野健彦会長 グループのキーワードは「本気」。今日から始まる会社生活は目的意識を強く持ち、頑張って本気で進んでいってください。


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