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米海軍司令官が会見 集団的自衛権に期待感

社会 神奈川新聞  2015年04月01日 03:38

さらなる相互運用の強化を確認したトーマス中将(左)と鮒田海将=在日米陸軍横浜ノースドック
さらなる相互運用の強化を確認したトーマス中将(左)と鮒田海将=在日米陸軍横浜ノースドック

 米海軍第7艦隊司令官のロバート・トーマス中将は31日、横浜市内で会見し、安倍政権が行使容認を目指す集団的自衛権について「(関連法が整備されれば)海上自衛隊と米海軍だけでなく、国際的にも有益」などと話し、海自の活動拡大に期待感を示した。

 在日米陸軍横浜ノースドック(同市神奈川区)の第7艦隊旗艦「ブルーリッジ」艦上で、海自自衛艦隊司令官の鮒田英一海将とともに記者会見した。

 国会では集団的自衛権の行使容認を踏まえた新たな安全保障法制の整備に関する議論が継続。トーマス中将は「承認されれば、自衛隊が世界規模で運用を行えることになり、米海軍にとっても有益だ」と指摘し、海賊対策や災害時の人道支援などでのサポートといった具体例を挙げた。

 鮒田海将は「議論で得られた結果に基づき、われわれの行動が決まる。今後も、平時から有事まで幅広い段階で緊密に協力関係を築いていく」と話した。

 これと関連し、日米政府は自衛隊と米軍の連携の在り方を定めた日米防衛協力指針(ガイドライン)の再改定作業も進めている。鮒田海将はこれまでの訓練などを振り返り、「作戦上、通信上などで必ずしもシームレス(切れ目がない)でないところもある。そういう問題点がガイドラインの作業を通じて改善されてほしい」と述べた。トーマス中将は「海自は特定の地域に限らず、あらゆる場所で簡易な手続きで演習が行えるようになり、多国籍演習に参加する機会が増えるだろう」と見通した。


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