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  3. 知事選候補者アンケート (3)特区

◇設問 国家戦略特区など3つの特区にどう取り組みますか。
▼黒岩 健康・未病産業、最先端医療関連産業、生活支援ロボット産業を支援することにより、健康寿命を延伸し、超高齢社会を乗り越える神奈川モデルを作る。地域限定保育士のように、規制改革を先導し、変革をリードする。

▼岡本 「特区」制度は法の下の平等を侵す憲法違反。医療と労働分野で規制緩和を進め大企業を支援する施策。小規模企業振興基本法、中小企業活性化推進条例の改正で、中小企業育成・振興策に切り替える。


◇設問 医学部などの新設についてどう取り組みますか。
▼黒岩 人間を総体でとらえ、科学的アプローチで未病を治す新しい医療分野を切り拓き、産業化につなげる国際医療人材を養成するメディカルイノベーションスクールを創設するため、これまでの国際ネットワークを活用する。

▼岡本 日本の医師はOECD加盟国の平均よりも11万人も少ない。診療報酬削減・公立病院の統廃合などの政策を転換し医師養成を増やす必要がある。医学部の定員増など拡充策を関係団体等と相談し進めたい。
(上から届け出順)

 特区とは、経済活動を活性化させ新産業を創出するため、国の規制緩和の特例が適用される地域。中でも国家戦略特区は、安倍政権が掲げる成長戦略の目玉で、医療・農業・労働など岩盤規制の突破口に位置付ける。

 県は、京浜臨海部ライフイノベーション国際戦略総合特区(2011年12月指定)、さがみロボット産業特区(13年2月)、国家戦略特区(14年5月)の三つを獲得。国家戦略特区では革新的医薬品・医療機器の開発や新産業創出を目指している。国に求めているのが、国内未承認の医薬品・医療機器を迅速に提供できる保険外併用療養(混合診療)の特例適用や病床規制の緩和だ。

 両候補の主張はぶつかる。黒岩氏は、医療・ヘルスケアなどの新産業育成に意欲を示し、「超高齢社会を乗り越える神奈川モデルを作る」とする。岡本氏は、特区制度自体を「法の下の平等を侵す憲法違反」とし、混合診療などの医療規制緩和が国民皆保険を破壊すると懸念する立場だ。

 また、県は特区の取り組みを支える国際的医療人材を育てる「医学部等の新設」構想を進めてきた。構想の具現化は遅れているものの、黒岩氏は「メディカルイノベーションスクールを創設する」と意欲を示し、岡本氏は医師不足の解消のために医学部の定員増などを図る姿勢をみせた。


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