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2015統一地方選
相模原市長選候補者の横顔

選挙 神奈川新聞  2015年03月31日 03:00

◆加山 俊夫氏(70)
“商人魂”が原動力

 「振り返れば、充実した公務員生活だった」。市職員として相模大野地区の開発をはじめ、長年まちづくりに携わり、成長する故郷を見守ることができた。

 大きな夢や希望を持って市役所に入ったわけではない。だが職員として働くうちに、他市に依存している市の現状をどうにかしたいと思うようになった。

 買い物は周辺の東京都町田市や同八王子市で、勤務先は都内-。「相模原市内で市民生活を完結することはできなかった」。それがまちづくりへの情熱につながった。

 在日米陸軍相模総合補給廠(しょう)の一部返還、リニア中央新幹線中間駅の設置などが動きだした。橋本、相模原駅周辺を一体に捉えた広域交流拠点整備に意欲的に取り組む。「ここに来て、花開く場面を迎えつつある」

 実家は市役所そばで「よろず屋」を経営していた。少年時代は店の手伝いで忙しく、客のツケの取り立てに出掛けることも。

 このころ培った“商人”としての経験が「財産」だ。「それがなければ、市街地計画は想像もできない」。地権者や企業のトップとの交渉でも生きた。

 趣味はアユ釣り。健康のため、小食を心掛けている。妻と長男の3人暮らし。

◆中野渡 旬氏(66)
自然エネに一家言

 リニア中央新幹線を考える市民運動に関わってきた。「膨大なお金がかかり、かなりの自然破壊を伴う。本当に必要なのか、十分な議論がされないまま進められている」

 その印象は、加山市政が進める広域交流拠点開発にも重なる。

 「市民サービスをやっていくのに、『広域交流拠点を抱えて、お金がないのでできません』という将来になるのではないか」。その懸念から、立候補を決意した。

 昨年12月の衆院選にも地元14区から出馬。それまで政治や経済の本を読んで、自らの見識を広げてはいたが、多くの人と意見を交わす機会はなかった。

 「街頭で買い物かごを抱えたおばさんが私の話を聞いて、コメントしてくれる。対話するのが初めての経験で非常によかった」と選挙戦を振り返る。

 外資系メーカーで長年、液晶材料や自然エネルギーの研究に取り組んできた“理系男子”。その専門知識を生かし、津久井地域の林業対策にも独自の腹案を持つ。

 趣味は、父が映画館の支配人だったこともあり、映画鑑賞。自主上映の組織の責任者を務めたことも。妻と2人暮らし。


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