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2015統一地方選
相乗り現職、挑む新人 平塚市長選

選挙 神奈川新聞  2015年03月31日 03:00

 任期満了に伴う平塚市長選は、4月19日の告示まで3週間を切った。現職の落合克宏氏(57)=無所属=に、新人で元市職員の石黒昭雄氏(65)=同=が挑む一騎打ちの公算が大きい。各党は相乗りで現職を推薦、地元経済団体も支持を打ち出すなど一時無投票の可能性もあったが、「無投票を避けるため」として石黒氏が直前に参戦を表明。保守系の新人3人が激しく争った前回とは大きく様相を異にしている。

 落合氏は自民、民主、公明各党の県組織から推薦を取り付けた。市職員労働組合からも前回と同様に支援を受ける見通し。平塚商工会議所も含め、幅広く支持を集めている。

 「前市長時代は、市内のインフラ整備はほとんど進まなかった。今は道の駅整備や日産車体工場跡地の開発、ツインシティ計画と、継続して大きな政策に取り組まなければ、観光振興、経済活性化も望めない」とベテラン市議の一人。別の市議も「高齢者福祉なども無難にこなしている。あえて対抗馬を立てる必要はない」と、各党相乗りとなった現状を解説する。

 平塚市長選は長く保守系同士の対決が続いてきたが、2003年に無党派の市議だった大蔵律子氏が幅広い支持を集めて現職を破り、様相が一変。07年には自民推薦の新人ら2人が挑んだが、大蔵氏の再選を阻めなかった。大蔵氏が引退した11年の前回は保守系の3新人が激しく争い、落合氏が初当選を果たした。ようやく取り戻した“保守の牙城”だけに、「保守系同士でつぶし合いになってもしょうがない」との見方もある。

 対抗馬擁立の動きがなかったわけではない。相模川を挟んで平塚市大神地区と寒川町倉見地区を一体開発するツインシティ計画などをめぐり落合市政を批判する市議の一部は、昨夏から複数の人物に出馬を打診するなど水面下で擁立を模索。だが実現には至らなかった。

 そうした中、石黒氏が23日、「市長選が無投票では市民にとって良くない」と出馬を表明。組織的な支援はないものの、擁立を模索してきた市議らは石黒氏の表明を歓迎、勝手連的な支援をする方針という。

 市議の一人は「初出馬した際の大蔵氏も当初、現職有利と言われた。選挙はやってみなければ分からない」と話している。


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