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  3. 県知事選が告示 2氏が「第一声」
(右から)黒岩氏と岡本氏
(右から)黒岩氏と岡本氏

 第18回統一地方選の第1弾となる知事選が26日、告示され、17日間にわたる舌戦の火ぶたが切られた。届け出を済ませた黒岩祐治、岡本一の2候補(届け出順)は、多くの有権者が集まる駅頭や観光地での「第一声」で支持を訴えた。

 黒岩氏が第一声の地に選んだのは、相模湾を望む江の島入り口(藤沢市)。「映像を通して一瞬で神奈川の魅力が伝わる」とテレビ局出身の視点をみせ、2020年の東京五輪に向けて神奈川の海の魅力を世界にPRすると力を込めた。

 4年前、初出馬の選挙戦で持ち歩いた太陽光パネルは今回、薄くて軽いフィルム状の薄膜太陽電池に。「これをどんどん広める」と有権者に掲げ、公約の推進を強調。鎌倉・小町通りや横須賀市も訪れ、各地でツーショット写真に応じながら支持を訴えた。

 第一声に先立ち横浜市内で開いた出陣式には、約1500人が参加。推薦を受ける自民、民主、公明各党の県組織幹部らが勢ぞろいし、表情を引き締めた。

黒岩氏「成長戦略さらに」



 2020年に東京五輪・パラリンピックがある。世界中のお客さまを神奈川の海に招き入れたい。湘南を世界の海にすることが一つの課題。そして横浜、箱根、鎌倉に次ぐ第四の観光の核をつくりたい。

 第2の課題は新しいエネルギー体系をつくること。4年前、原子力発電所に頼り切らないエネルギー体系をつくらなければならないという危機感を持ち、神奈川から「エネルギー革命を起こそう」と訴えた。今、神奈川が目指しているのはスマートエネルギー。生活の現場に近いところでエネルギーをつくる地産地消の社会を目指している。

 もう一つの課題は、圧倒的勢いで進んでいく超高齢社会。今のままでは社会保障システムは崩壊する。解決策は一つ。それは未病を治すこと。これを徹底的に繰り返し言っている。そして最先端の技術を重ねることで、新たな産業となる。

 この三つの課題を乗り越えるプロセスそのものが成長戦略だ。この基盤は4年間でできた。これを具現化するために、もう一回、県知事として頑張りたい。成長戦略を進めることで、世界から注目される神奈川モデルが出来上がる。 (藤沢・江の島入り口)

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 岡本氏は横浜駅西口で第一声を上げた。暮らしや雇用を最優先する立場から、独自のディーセントワーク条例や公契約条例の制定を訴えると、駆け付けた支援者から大きな拍手が起きた。

 推薦を受けた共産党の志位和夫委員長も駆け付け、「大企業の内部留保の一部を活用すれば、賃上げは可能だということを初めて明らかにしたのが岡本さん」とPR。手を取り合って、県政の刷新を訴えた。

 その後は、横浜市内の駅頭を中心に演説を重ねた。JR東神奈川駅前には小池晃副委員長も来援。告示日から大きな後押しを受け、「反応はいい。期待をひしひしと感じる」と笑顔。「温かい県政に変えるため、全力で奮闘したい」と話した。

岡本氏「暮らしに安心を」



 憲法を踏みにじり、戦争への道を突き進む安倍政権打倒の一里塚となる選挙にしたい。

 4月から医療、介護、年金などの大改悪が始まる。庶民の暮らしを破壊する政治の防波堤となるのが知事の役割だ。「憲法9条は変えた方がいい」と言う今の知事では、私たちの命も安全も守れない。私は9条を守り、集団的自衛権の発動は絶対に許さない。県民の命を守る県政を進める。

 子どもの医療費は所得制限なしで中学卒業まで無料にしていく。認可保育園の増設、少人数学級や中学校給食の実現など、安心して子育てしながら働き続けられる神奈川を目指す。

 誰もが30歳までに年収300万円を超える収入を得られるよう「ディーセントワーク条例」をつくる。ブラック企業の規制や公的分野の雇用を増やし、神奈川で新たに40万人の雇用を生み出す。中小企業向けの予算も400億円に引き上げる。全国2位の財政力指数の神奈川でできないはずはない。

 要は知事の決断だ。知事が代われば子育てしやすく、お年寄りに優しい神奈川をつくることができる。力を合わせ、必ず当選させてほしい。 (横浜駅西口)


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