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「パワハラでうつ病」 警部自殺の公務災害認定

社会 神奈川新聞  2015年03月27日 00:00

 自殺した県警幸署の男性警部=当時(52)=がうつ病を発症したのは元上司のパワーハラスメント(パワハラ)が原因だとして遺族が求めていた公務災害申請について、地方公務員災害補償基金(地公災)県支部は26日までに、男性のうつ病を公務災害と認定した。6日付で、遺族側が明らかにした。

 遺族側によると、病院でうつ病と診断されていた男性は2008年12月、自宅で首をつって自殺。遺族側は、当時の幸署次長に繰り返し罵倒されるなどのパワハラが原因でうつ病を発症したとして09年12月、公務災害の認定を求めていた。

 県支部の通知書は認定理由に言及していないが、発症時期や補償期間などから遺族側は「パワハラ被害も含めて認められた」としている。今後、療養費や葬儀費用などが支給される予定という。

 遺族は元上司と県を相手に損害賠償請求訴訟を起こしていたが、「精神的な負担が大きい」として、12年に訴えを取り下げていた。

 遺族側の代理人弁護士は「県警には今回の認定を職場改善のきっかけにしてほしい」とコメントした。

 県警警務課は「職員の自殺は非常に残念で、冥福をお祈りする。今後も公務災害の手続きを適正に進めていきたい」としている。


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