1. ホーム
  2. 社会
  3. 本と人がつながる場に 麻生子ども図書館オープン

本と人がつながる場に 麻生子ども図書館オープン

社会 神奈川新聞  2015年03月26日 03:00

真新しい書架に絵本を収め、図書館オープンの準備を進める虹の会のメンバーら=川崎市麻生区白山
真新しい書架に絵本を収め、図書館オープンの準備を進める虹の会のメンバーら=川崎市麻生区白山

 3年前の3月、惜しまれながら閉館した私設図書館「ゆりがおか児童図書館」の蔵書を引き継ぐ「白山子ども図書館 ほんの森」が28日、正式オープンする。川崎市麻生区白山の児童養護施設「白山愛児園」の交流スペースに6千冊が並び、読書はもちろん、お茶を飲んだりおしゃべりしたりできる「本と人がつながる空間」が広がる。

 真新しい木目の書架に絵本が並び、色とりどりの画用紙で飾り付けた白い壁に穏やかな日差しが差し込む。オープンを目前に控え、ボランティアたちは蔵書の確認に追われていた。

 「読み継がれてきた素晴らしい本と出会い、奥に入っていくと、さらに人や本とつながる世界が待っている。そんな“森”のイメージを持って一つずつ意見を出し合った」

 運営を担う「虹の会」の吉沢登子さんと米倉由布子さんが、笑顔で話す。理想の空間をつくろうと地道に準備を重ねてきた。当初は昨秋のオープンを目指していたが、蔵書のチェックやラベル貼り、本の配置決めなどに時間をかけた。

 貸し出しのほか、じゅうたんやマットを敷いて靴を脱いで自由に遊んだり、お茶やお菓子を楽しめたりする。米倉さんは「私自身、ゆりがおか児童図書館で楽しく子育てできた。そんな空間をまた繰り広げたい」とオープンを心待ちにしている。

 2012年に閉館したゆりがおか児童図書館は、1976年に故渋谷益左右さんが私費で開設し、地域住民らのボランティアグループ「ゆりの子会」とともに運営。閉館後、同会の有志らでつくる「ゆりの子虹の会」(後に虹の会)が再出発を模索してきた。蔵書は白山愛児園に6千冊、隣接する特別養護老人ホームの一角に2千冊と分けて収め、同園の交流スペースを月6回ほど子ども図書館として開くことが決まった。運営費は虹の会の会費などで賄っていく。

 白山子ども図書館は毎週火曜の午前10時半~午後1時半と、第2・4土曜の同1時半~同3時半に開設。28日は同1時半からオープンを記念したイベントが開かれる。問い合わせは虹の会電話090(4128)5647。

【神奈川新聞】


シェアする