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  3. 戦いの構図 川崎市議選(下)

◇現元新15人の激戦

 【高津区】9議席をめぐり、現職7人、元職1人、新人7人の計15人が名乗りを上げる激戦区。自民は現職2人と新人で議席増を狙う。民主は現職に加え元職が再起を期す。維新は議席獲得へ新人を擁立。公明と共産は現新1人ずつを立てた。ネットは新人、新しい川崎の会は現職が出馬する。

 自民は、大島がライフイノベーション分野など臨海部の成長戦略推進を掲げる。前回トップの青木は、区内の人口増に対応した交通政策充実を主張。元参院議員秘書の斎藤は、地域経済を支える中小企業活性化策推進をアピールする。

 民主は、岩隈が議員の政策立案能力を磨き、質の高い議会への転換を訴える。堀添は、区の機能強化や地区別常任委の創設など市内分権の必要性を強調する。

 維新は、元大田区議の柳瀬が将来にツケを回さない身を切る改革実施を主張。

 公明は、後藤が災害時の要援護者対策や土砂災害の防止などを訴える。岡村テル子の後継・春は、薬剤師。地域包括ケアなど医療・福祉施策充実を目指す。

 共産は、石田が小児医療費助成拡充や待機児童解消など子育て支援策充実を訴える。宗田も小児医療費無料化の中3までの拡充や特養ホーム整備を掲げる。

 ネットは、三浦が一時保育など多様な働き方に合う子育て施策実現を目指す。

 新しい川崎は、小川が習熟度別クラス推進など公教育の質の向上を訴える。

 無所属は、粕谷が在宅医療充実や痛みの分かる子どもの育成の必要性を主張。猪股美恵の後継・今橋は、非正規労働者支援や若者の就労相談窓口設置を訴える。根岸は、起業家支援策の充実や出張市議会、野外討論会実施を掲げる。

◇11人が9議席争う

 【宮前区】定数9に対し、現職7人、元職1人、新人3人の計11人が出馬する見通し。自民はベテラン現職が引退し、新人1人を含む計3人を擁立。民主、公明、共産はそれぞれ現職が立候補し議席維持を狙う。維新は新人1人が議席奪取を、ネットは元職1人が議席回復を狙う。新しい川崎は現職1人を立てた。

 自民は、議長の浅野が、二元代表制の議会のあり方や超高齢社会の対応を掲げる。石田は、待機児童対策や高齢福祉策など人口増への対応が急務と主張。矢沢博孝の次男で後継・矢沢は、子育て世代が安心して働ける環境づくりを訴える。

 民主は、織田が財源を含めた区役所機能の強化や子育て支援策の充実を主張。

 維新は、元葛飾区議の久家が議員報酬や定数削減などの改革推進をアピール。

 公明は、山田が地域包括ケアシステムやコミュニティバスなど高齢化対策を掲げる。田村は、増加する障害児・者支援のため施設整備や制度拡充を強調する。

 共産は、石川が護憲・平和運動の地方からの拡大や地域交通網の充実を主張。

 ネットは、渡辺が小規模保育など子育て支援施策を訴え、返り咲きを目指す。

 新しい川崎は、添田が要介護度を改善する仕組みづくり推進を公約に掲げる。

 無所属の坂巻は元市職員で、委託や工事請負の見直しで財源確保を訴える。

◇現職に4新人挑む

 【多摩区】定数9に対し、現職9人全員が出馬し、新人4人が挑む。自民は3議席、民主と公明、共産も2議席の現有維持を狙う。維新、新しい川崎は新人各1人を擁立する。

 自民は、廣田が地域の安心安全なまちづくりやインフラ整備の推進を訴える。吉沢は、党唯一の女性候補として女性が職場や家庭で輝ける環境づくりを主張。橋本は、職員削減など行財政改革の徹底や地域包括ケアシステム充実を掲げる。

 民主は、三宅が救急医療体制充実や教育のあり方の抜本的改革の必要性を訴える。露木は、救急・救助体制強化や高齢者が地域で暮らせるまちづくりが柱。

 維新は、元衆院秘書の田倉が身を切る改革と人口減社会のまちづくりを主張。

 公明は、菅原が自然・観光資源や大学を生かした魅力ある区づくりを掲げる。河野は、子育て世代として待機児童解消など子育て・教育環境の充実を掲げる。

 共産は、斉藤が登戸土地区画整理事業推進やバス充実など地域課題解消を強調。井口は、生田浄水場存続や小児医療費拡充など子育て環境充実を訴える。

 新しい川崎は、伊東が習熟度別授業や地域の寺子屋の推進などを掲げる。

 無所属は、飲食店経営の井野が市民一体となれる全市的イベントの実現を主張。元教諭の星野は、JR南武線の駅改良で安全性向上や混雑緩和を目指す。

◇現元新10人の争い

 【麻生区】市内で最も少ない7議席に対し、現職6人、元職1人、新人3人が立候補を予定する。自民は任期途中で死去した尾作均に代わる新人と現職を1人ずつ擁立。民主は現有2議席確保を目指す。維新は新人を立て議席獲得を狙う。公明と共産も現職が出馬。ネットは元職、無所属は現新1人ずつが立つ。

 自民は、山崎が将来にツケを残さない財政運営や補助金削減を政策に据える。尾作の後継・老沼は、衆院議員秘書で緑地農地の保全や防災減災対策を訴える。

 民主は、8期目の挑戦となる雨笠が横浜市営地下鉄延伸の早期実現を掲げる。木庭は、高齢者支援策としていこいの家見直しや民生委員制度の改善を目指す。

 維新は、元衆院秘書の大橋が議員定数や報酬削減など身を切る改革を訴える。

 公明は、花輪がきめ細かい高齢者の見守り体制整備など福祉の充実を掲げる。

 共産は、勝又が小児医療費の中学3年まで無料化など子育て施策拡充を主張。

 ネットは、山口が高齢者や障害者が安心して暮らせる地域づくりを主張する。

 無所属は、前回みんなで当選の月本が情報通信技術を活用したまちづくりを訴える。伊藤は、定数削減など議会改革や行財政改革を行い財政健全化を目指す。 (敬称略)

【神奈川新聞】


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