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高齢者と一般向け 鶴見に混在住宅完成

社会 神奈川新聞  2015年03月25日 10:32

入居者以外も利用できるデイサービス施設も入る「よこはま多世代・地域交流型住宅 ココファン横浜鶴見」
入居者以外も利用できるデイサービス施設も入る「よこはま多世代・地域交流型住宅 ココファン横浜鶴見」

 子育て世代など一般向けの住宅とサービス付き高齢者向け住宅を混在させた賃貸マンション「よこはま多世代・地域交流型住宅 ココファン横浜鶴見」が4月1日、横浜市鶴見区の市有地にオープンする。入居者同士や近隣の保育園、小中学校などとの交流を橋渡しする専門のコーディネーターも置く。超高齢社会を見据え、地域包括ケアや地域交流の拠点機能を兼ね備えた住宅として、他の自治体の注目も集めている。

 首都圏を中心にサービス付き高齢者向け住宅の開発を手掛ける学研ココファン(五郎丸徹社長)など4社が共同で整備した。開所する賃貸マンションは鶴見区鶴見中央3丁目の鶴見会館跡地に完成。2013年に市と50年間の定期借地契約を結んだ。区役所や保育園、小中学校も近い。

 敷地面積約2700平方メートルで、鉄筋コンクリート造りの6階建て。サービス付き高齢者向け住宅は全70戸(自立型18戸、介護型52戸)、一般世帯向け住宅は29戸。高齢者向けは3月24日時点で121件の申し込みがあるという。一般向け住宅はすでに入居者がいる。

 毎日24時間ケアスタッフが常駐しており、2階の介護型住宅フロアには地域の高齢者も利用できるデイサービスも設けた。1階部分には共用食堂や五つの交流スペース(計約300平方メートル)のほか、クリニック、学習塾、調剤薬局、コンビニエンスストアが入る。

 専門のコーディネーターを配置し、入居者同士や地域住民との橋渡し役を担ってもらう。学研ココファンはこれまで培ったノウハウがあり、地域住民ともつくる運営協議会で交流の催しを企画していく。交流スペースでは、子育てサークルの活動や季節の行事など幅広い目的の使用を想定している。自立型に入居した高齢者で書道や俳句などのスキルがある人には子どもたちや他の入居者に教えるなどの活動を期待している。

 24日の内覧会で五郎丸社長は「保育園、小中学校が徒歩1分以内の好立地にある。高齢者は子どもと触れ合うと認知症の予防になるという専門家の知見がある。子どもたちもお年寄りが近くにいることで思いやりの心を持てる」と多世代型住宅の利点を挙げた。

 「よこはま多世代・地域交流型住宅」は現場の市職員が提案。市は今後もこうした形態の賃貸住宅の整備を促進したい考え。

【神奈川新聞】


完成したココファン横浜鶴見
完成したココファン横浜鶴見

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