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  3. 戦いの構図 神奈川県議選<12>川崎市議選(上)

 川崎市議選(4月3日告示、同12日投開票)は、定数60に対し、前回(81人)を上回る87人が名乗りを上げている。現職51、元職3、新人33人が立候補予定で、党派別では自民19、民主13、維新8、公明13、共産11、元気1人。ネットと新しい川崎の会は各4人を擁立、無所属は14人の見通し。各区の状況や立候補予定者の顔ぶれを2回に分けて紹介する。 

◇定数9に現新11人

 【川崎区】定数9に対し現職8人、新人3人の少数激戦。自民は現職3人の議席維持を、公明も現職2人の当選を目指す。民主は前回の3人から現職1人に絞った。維新は現職1人を擁立。共産はベテラン現職が引退し、新人を含め2人を立てる。

 自民は、7期目を狙う元議長の坂本が殿町地区の国家戦略特区推進を掲げる。前回トップの嶋崎は、人口減社会に向け、社会保障システム改革を主張。林は、高齢化社会へのやさしいまちづくりや町内会・自治会の活性化を訴える。

 民主は、副議長の飯塚が外国人や障害者ら弱者支援策を柱に7期目に挑む。

 維新は、前回みんなの党で当選した為谷が音楽など文化施策推進を主張する。 公明は、岩崎が歩行者の安全確保として自転車レーン設置推進を主張。浜田は、若年層と元気な高齢者の雇用促進に向けた就労支援策の充実を訴える。

 共産は、佐野が商店街や高齢者などの可能性を伸ばす施策の実現を掲げる。宮原春夫の後継・片柳は、小児医療費無料化の中学3年まで拡大などを訴える。

 無所属は、JFEスチール出身で民主推薦の林が高齢者と子育て施策を掲げる。柚場は前回に続く挑戦で、生活保護受給の適正化や子育て支援充実を掲げる。

 【幸区】市内で最も少ない定数7を現職5人、新人6人の計11人で争う。自民は現職に加え新人を擁立し、議席増を目指す。民主は現新各1人、維新と公明は現職を立て現有維持を狙う。共産は任期途中で辞職した竹間幸一に代わる新人を擁立。ネットと新しい川崎の会は新たな議席獲得を目指す。

 自民は、前回トップの鏑木が町内会など地域コミュニティー構築の重要性を主張。野田は、サラリーマンと衆院秘書の経験を市政に生かすとアピールする。

 民主は、山田が市財政運営適正化や観光振興へコンベンション施設誘致を掲げる。前中原区長の板橋は、行政と市民、事業者と協働のまちづくりを主張する。 維新は、前回みんなで当選の小田が無駄と利益誘導を排した財源配分を主張。 公明は、河野が待機児童解消や小児医療費助成拡充など子育て環境の充実を訴える。沼沢は地域での子どもの見守りなど命と暮らしを守る環境整備を掲げる。

 共産は、竹間の後継・渡辺が大規模公共事業を見直し、福祉への転換を主張。 ネットは、柳下が生活者視点からの政策提言や政治改革を訴え、議席を狙う。

 新しい川崎は、元参院議員秘書の久米が将来にツケを回さぬ市政実現を主張。

 無所属の佐久間は、外国人施策見直しや少年犯罪防止策の充実を主張する。

 【中原区】人口増加が著しく、市内で最も多い定数10。現職9人、新人7人の計16人が出馬予定で、最激戦区の一つ。自民は現職2人に新人を加え議席増を狙う。民主は現職2人と新人1人を擁立、公明と共産はそれぞれ現職2人を立て、いずれも現有議席数維持を狙う。維新は現新各1人で議席増を、元気は初議席を目指す。

 自民は、松原が教育制度や教育委員会のあり方など教育を主テーマに掲げる。原は、地元の等々力プールの代替施設整備や人口が増加する地域の防災・減災を主張。末永は、子育て環境や親を含めた地域の教育環境充実を訴える。

 民主は、潮田が再開発問題やボランティア制度の拡充に取り組む姿勢を強調。押本は、地方分権・大都市制度を進め、県との二重行政解消などをアピール。東正則の後継・松井は富士通労組出身。高齢福祉充実や地域社会連携を訴える。

 維新は、前回みんなで当選の松川が長期的な区のまちづくりの必要性を訴える。中小企業診断士の小野寺は、将来にツケを残さない財政の構築を主張する。

 公明は、吉岡が老朽化する空き家を有効活用する総合的対策が必要と主張。川島は、区内の液状化対策など防災力強化や子育て教育環境の充実を訴える。

 共産は、市古が小児医療費助成拡充や少人数学級実現を掲げ、8期目に挑戦。大庭は、若者が安心して働ける雇用環境整備や市内企業支援策に力を入れる。

 元気は、システム開発会社経営の小林が、子どもや教育施策の充実を掲げる。

 無所属は、荒居が市民や町内会などの声を議会、行政に反映させると主張。コンサル会社経営の川村は、主に中学3年までの小児医療費無料化を掲げる。重冨は、議員報酬カットや議会報告会開催など議会改革の取り組み推進を訴える。

 (敬称略)

●立候補予定者

◇川崎区(9-11)

坂本  茂 65 自現(6)

嶋崎 嘉夫 50 自現(5)

林  浩美 51 自現(3)

飯塚 正良 64 民現(6)

為谷 義隆 41 維現(1)

岩崎 善幸 66 公現(5)

浜田 昌利 53 公現(3)

佐野 仁昭 46 共現(4)

片柳  進 38 共新

林  敏夫 51 無新

柚場 和敏 41 無新

◇幸区(7-11)

鏑木 茂哉 67 自現(5)

野田 雅之 46 自新

山田 益男 59 民現(2)

板橋 洋一 60 民新

小田理恵子 43 維現(1)

河野 忠正 55 公現(3)

沼沢 和明 61 公現(3)

渡辺  学 62 共新

柳下 博子 55 ネ新

久米英一郎 50 諸新

佐久間吾一 49 無新

◇中原区(10-16)

松原 成文 61 自現(3)

原  典之 38 自現(1)

末永  直 31 自新

潮田 智信 61 民現(6)

押本 吉司 31 民現(1)

松井 孝至 51 民新

松川正二郎 46 維現(1)

小野寺義明 46 維新

吉岡 俊祐 58 公現(3)

川島 雅裕 44 公現(1)

市古 映美 65 共現(7)

大庭 裕子 54 共現(2)

小林 高行 43 気新

荒居 義次 64 無新

川村  豊 50 無新

重冨 達也 26 無新

【注】(1)選挙区に続くカッコ内の数字は定数-立候補予定者数(2)年齢は投票日基準の満年齢(3)自=自民党、民=民主党、維=維新の党、公=公明党、共=共産党、次=次世代の党、気=日本を元気にする会、ネ=神奈川ネットワーク運動、諸=その他の政治団体、無=無所属(4)現=現職、元=元職、新=新人(5)丸数字は当選回数(6)一覧の並びは国会(衆院)の勢力順。

【神奈川新聞】


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