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戦後の港、景色鮮やか 元本社カメラマンが講演

カルチャー 神奈川新聞  2015年03月22日 17:14

横浜港をめぐる取材の舞台裏を回顧する大河原さん=日本丸訓練センター
横浜港をめぐる取材の舞台裏を回顧する大河原さん=日本丸訓練センター

 神奈川新聞社が所蔵する横浜港を映した写真から時代の変遷を振り返る記念講演会「みなとの記憶」が21日、神奈川県の横浜・みなとみらい21(MM21)地区の日本丸訓練センターで開かれた。元写真部長の大河原雅彦さん(70)が講師を務め、港をめぐる知られざるエピソードなどを披露した。

 講演では、各国との交易の玄関口で、日本の高度経済成長を支えた横浜港の移り変わりを時代ごとに解説。東京湾に停泊した米戦艦ミズーリ号での降伏調印式(1945年)では日本人カメラマンは友好的に迎え入れられたことや、フィリピン・モンテンルパから帰国した元戦犯の父と横浜港で再会を果たした子どもたちの“その後”の秘話を紹介した。

 75年に横浜港に初入港した豪華客船クイーン・エリザベス2の取材では、他社がヘリコプターから撮影したのに対し、鶴見区大黒町の煙突から横浜の街並みとともに撮影。「1面に掲載されたときは大変な喜びだった。自分のカメラマン生活の中で一番自慢の作品」と振り返った。

 大河原さんは「映像は言葉では伝えられない変化を伝えてくれる。ぜひこの機会に横浜港の写真を撮ってほしい」と締めくくった。

 神奈川新聞社創立125周年を記念し、横浜みなと博物館で開催中の写真展「報道写真が映す戦後の横浜港」の関連行事で、約80人が参加した。写真展は4月12日まで。入館無料で、月曜休館。問い合わせは同館電話045(221)0280。

【神奈川新聞】


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