1. ホーム
  2. 社会
  3. 女子高生がアイデア付箋 企業と開発「交流を楽しく」

女子高生がアイデア付箋 企業と開発「交流を楽しく」

社会 神奈川新聞  2015年03月22日 17:07

「ふせんBOOK」を手にする高木学園の生徒たち=横浜市港北区
「ふせんBOOK」を手にする高木学園の生徒たち=横浜市港北区

 思いや気持ちを“貼って”伝えて-。私立高木学園女子高校(神奈川県横浜市港北区)の生徒が、メッセージカード風の付箋「ふせんBOOK」を企業と共同開発した。イラストを添えるなど、家族や友人との交流を温めるアイデアをちりばめた。インターネット通販サイト・アマゾンのほか、県内書店などで今月から販売している。

 「生徒にものづくりの楽しさ、難しさを学ばせてほしい」との要請に応じたのは通販大手フェリシモ(神戸市)。同校商業科2年の生徒11人らと昨春から企画を進めた。

 生徒に課された開発テーマは、「人と人を笑顔でつなぐ付箋」。ピンときたのは二宮智美さん(17)だ。「母がよく、『(ご飯を)温めて食べてね』と伝言を書いてくれた。コミュニケーションがもっと楽しくなる付箋ができればと思った」

 メッセージカードの機能を加える方向性が決まり、昨年5月から週2回、授業で企画書を練り上げていった。フェリシモの担当者も「生徒の頑張りをフォローしたい」と毎授業をネット中継で見守り、3カ月の試行錯誤を経て完成をみた。

 商品化に至った付箋には、発案者の思いが詰まっている。雲間から虹が伸び、雲や空の箇所に書き込みができる付箋は、「悲しいことがあった後でも、晴れやかな気持ちでつづってもらえたら」と横山紗々さん(16)。隅に毛筆で「申し訳ない」と添えてある付箋は、「あえて仰々しい感じが、その場の空気や気持ちを和らげるかな、と思って」と阿部愛華さん(17)。

 文房具店だけでなく書店にも置いてもらえるよう、本のような形状の台紙を採用。おわび版と感謝版があり、付箋各4種を収納している。価格は648円。

 多くのアイデアが不採用になる、企画書が書けない、人前でプレゼンできない、といった困難を乗り越えたとあって、「苦労した分、喜びを感じる」と阿部さん。横山さんは「照れくさくて言えないことも文字なら伝えやすい。素直な思いをしたためてもらえたら」と期待している。

 問い合わせは、同社フリーダイヤル(0120)055820。

【神奈川新聞】


シェアする