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「JKビジネス、社会が容認」 高校生の現状に危機感訴え

社会 神奈川新聞  2015年03月22日 14:58

 家庭や学校に居場所がなく、社会的なつながりを失った青少年への支援をテーマにした講演会が21日、よこはま東部ユースプラザ(横浜市鶴見区)で開かれた。

 同プラザは、引きこもりなどから自立を目指す若者の支援を行っている。今回は、女子高生サポートセンター「Colabo」代表理事の仁藤夢乃さんが、高校生の現状と日々の活動について語った。

 仁藤さんは、渋谷や秋葉原などで夜を過ごす少女への声掛けや相談対応、食事支援などを行っている。

 活動の経験から、「今の高校生は貧困や虐待など、一人が複合的な悩みを抱えているが、支援の窓口は別々。困っている子どもにつけ込む大人が、支援者より先にアクセスしてしまう」と指摘。「(支援者が)出て行かないと、困っている子には出会えない」と、動くことの重要性を訴えた。

 組織的に少女を商品化する「JKビジネス」が、困っている子どもたちを取り込む手口も説明。「こちらが居場所が必要、などと言っている間に、つけ込む人はもう居場所をつくっている。JKビジネスが容認されている社会に危機感を持っている」と話した。

 また、支援をする中で、自分自身が傷つくこともある。「そういうときは、少女をめぐって、援助交際を目的に声掛けをする男性と自分が綱引きをしているんだと考える。皆さんも、私も負けないぞ、という気持ちでがんばってほしい」と呼び掛けた。

 講演会には、若者支援の関係者ら約20人が参加。講演の内容を支援にどうつなげていくかを語り合うグループワークも行われた。

【神奈川新聞】


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