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  3. 3少年を家裁送致

 川崎市川崎区の多摩川河川敷で市立中学1年の男子生徒(13)が刺殺された事件で、殺人容疑で川崎署捜査本部に逮捕された少年3人について、横浜地検は19日、リーダー格の少年(18)を殺人、17歳の2人を傷害致死の非行内容で横浜家裁に送致した。家裁は同日、3人について2週間の観護措置を決め、横浜少年鑑別所に収容した。

 地検は、それぞれの認否や、2人に傷害致死を適用した理由について、「少年法の趣旨から回答できない」として明らかにしていない。

 18歳の少年と自称職人の少年(17)の弁護士は神奈川新聞社の取材に対し、それぞれ「取材には応じられない」と答えた。

 これまでの捜査本部の調べに対し、18歳の少年は全面的に殺人容疑を認め、自称無職の少年(17)と職人の少年についても、暴行に加わったと説明。「2人を巻き込んでしまった」とも供述していた。

 無職の少年も「18歳の少年に指示され、断り切れずにカッターナイフで男子生徒のほおを切り付けた」と関与を認めた。18歳の少年を制止しようとしたところ、カッターを突き付けられたとも説明。18歳の少年の供述と大筋で一致した。

 18歳の少年は「男子生徒のスマートフォンを多摩川に投げ捨てた」と話し、捜査本部は17日の捜索で供述通り川底からスマホを発見。「(男子生徒の衣服を燃やすための)ライター用オイルをコンビニで買った」「男子生徒の自転車をマンションに放置した」といった無職の少年の供述も、捜査本部の捜査で裏付けられた。

 家裁は今後、3人の非行内容のほか成育歴や家庭環境を調べ、非公開の少年審判で検察官送致(逆送)や少年院送致といった処分を決める。16歳以上の未成年が故意に人を死なせた疑いがある場合は、原則として逆送され、起訴される。

 3人は共謀して2月20日午前2時ごろ、同区港町の多摩川河川敷で、男子生徒の首を刃物で何度も突き刺して殺したとして、捜査本部に殺人容疑で逮捕されていた。

【神奈川新聞】


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