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日産、製造業ベア最高5千円 「競争力を担保」

経済 神奈川新聞  2015年03月19日 19:25

春闘の結果について記者会見する日産の西川CCO=横浜市西区
春闘の結果について記者会見する日産の西川CCO=横浜市西区

 2015年春闘の労使交渉で、日産自動車は18日、ベースアップ(ベア)に相当する賃金改善分として、月5千円を回答した。ベアを含む1人当たりの平均賃金改定額は1万1千円で、年間賞与は5・7カ月分の216万7600円。年収増加率は3・6%。

 労働組合のベア要求6千円に対し、満額回答は見送ったものの、北米市場の好調や円安による好業績を反映して昨年の3500円を上回り、自動車業界を含む大手製造業の中で最高水準となった。

 横浜市内のグローバル本社で同日会見した西川廣人CCOは「人への投資が大事だと、最大限に検討した結果」とした上で、「日本全体がデフレから脱却する大事な局面だということももちろんある。年収ベースで3・6%の増加で、社会的なマクロの期待値にも合致した妥結だ」と強調した。政府から経済界への度重なる賃上げ要請について「まったく圧力だと思っていない」と述べたほか、「(トヨタ自動車など)他社との比較は決断の上で大きな要素ではなく、まったく意識していない」とした。

 ベア最高水準については「競争力を担保して将来もやっていくには、大きな金額であることは間違いない。ただ、来年もできないということはない」とし、総人件費の増加についても「人の入れ替わりなどもあるので、大きな負担増にはならない」と説明した。

【神奈川新聞】


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