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第2の故郷でツアー打ち上げ 
LUNA SEA未来の扉開く

カルチャー 神奈川新聞  2015年03月14日 22:22

LUNA SEA。14日に大阪で結成25周年を記念したツアーを打ち上げた
LUNA SEA。14日に大阪で結成25周年を記念したツアーを打ち上げた

 ロックバンド「LUNA SEA」が14日、「大阪城ホール」(大阪市中央区)で結成25周年を記念した公演の全日程を終了した。1日の東京公演でボーカルのRYUICHI(44)が最終日に重大発表を行うと公表。期待と不安の中、終演後の巨大ビジョンが映し出したのは、6月27・28日に千葉・幕張メッセで初の主宰ロックフェス「LUNATIC FEST.」の開催が決定したという報だった。フェスは約6万人を動員する大規模なもので、LUNA SEAが影響を受けた先輩バンドや、後輩たちなどに声をかけている。続報は20日に明かされる。

 昨年5月29日、結成25年を迎えたその日に東京・代々木から始まった記念公演。6月からは約14年ぶりのホールツアーを千葉・松戸から始め、愛知、福岡、北海道、そして地元・神奈川など全国をめぐり、バンドが初めて遠征公演を行った第2の故郷・大阪、で最終日を迎えた。

 ステージを中心に360度開放された客席。舞台に置かれた真矢(45)の真っ赤なドラムセットが静かにその時を待っていた。光りの中、奏でられたのは25歳の始まりの日と同じ、「Anthem of Light」。輝きあふれる中で目覚めた魂が躍動するような楽曲に、会場の鼓動も速くなっていった。

 1989年に結成したバンドは92年にメジャーデビューし、「ROSIER」「I for you」などヒット曲を生み、東京ドームで公演をするなど全国区に登り詰めたが、2000年に終幕。10年の時を経て、再始動した。披露した全18曲には、最新アルバム「A WILL」に収めた曲から、初期に制作した「BLUE TRANSPARENCY」などを織り交ぜ、どの曲も色あせない熱を放ち、聴衆を魅了した。

 RYUICHIは「このツアーで終幕前を取り戻して、さらに進化ができた。スイッチが入った」と先の未来を描いていく決意をみなぎらせた。 本編最後に演奏した「absorb」は、25年の時を経て身につけた経験を持ち、新しい海原へと帆を広げた5人の無限の可能性と、分裂し進化し続けていく力強さを感じさせた。

 「25年前、オレたちが集まったときは、ただのくそガキだった。みんながここに連れて来てくれたんだよ」というRYUICHIの言葉で始まったアンコール。「最高の景色を世界に発信しよう」と来場者に撮影許可を出す異例の呼びかけにファンは喜び、客席に光の花が揺れた。

 1曲目に選んだ「LOVE SONG」は終幕前に発表した“別れの曲”だったが、SUGIZOは「いまは希望の曲」と話す。同曲中盤からは1989年の結成時の写真を始まりに、1989年5月29日に東京・町田で行った初ライブ、横浜スタジアムで行った真冬と、真夏の公演。ヘリコプターで“降臨”した東京・お台場でのライブ、そして25周年記念日、32公演に渡るホールツアー全カ所、昨年末のアリーナ公演など、これまでの道程を映像と写真で巨大スクリーンに流していった。

 8ミリやVHSなど記録方法がいまとは異なるため、1つの映像にまとめるまでには膨大な時間がかかった。SUGIZO自ら過去の写真を掘り起こすなど、寝る間を惜しんで尽力した。最後のこだわりは、大阪城ホールに集まった1万3000人を映すこと。誰が欠けても、今日のこの日はなかった。「ラララ~」と合唱する姿に、RYUICHIは「みんなどうもありがとう」とともに歩いてきた“6番目のメンバー”に感謝していた。

 6月のフェスの公表後。これまでの公演ではピアノ演奏の「THE ONE -crash to create-」が終演後に流れていたが、千秋楽ではRYUICHIのボーカル入りの同曲が観客を見送った。5人の火花が散った約23分の大曲。未来の扉を開いた5つの魂は光りに溶け出し、時を変えていく。










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