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文科相「学校と警察 連携を」

政治行政 神奈川新聞  2015年03月11日 03:00

 川崎市立中学1年の男子生徒(13)が刺殺された事件をめぐり、下村博文文部科学相は10日の衆院予算委員会で「個人情報保護の前に子どもの命が亡くなることがあってはならない」と述べ、教育現場と関係機関との連携を進めるべきとの考えを示した。文科省は全国の小中高校と警察との連携状況について、調査に乗り出す方針。

 今回の事件では、生徒が学校外のトラブルに巻き込まれていたことを教育現場が把握しきれていなかったとの指摘がある。文科省は7日以上連絡が取れていない子どもを確認する緊急調査に加え、学校警察連絡協議会(学警連)の設置状況や情報共有の実態調査を週内にも始める考えだ。

 10日の予算委で下村文科相は「第二の事件が起きないような態勢をつくる」と強調。学校と警察との連携に関しては、「個人情報の共有を円滑にするという趣旨のもとに、相互に連絡すべきことをあらかじめ明確化しておくのは意義がある」との見解を示した。

 教育委員会と警察が子どもの個人情報をやりとりする協定は多くの自治体で結ばれているが、川崎市教委は締結していない。同市教委は個人情報保護条例に抵触する恐れや、市民に賛否両論があったことなどから締結を見送ってきた経緯がある。県内で最も早く学警連を組織した歴史もあり「半世紀以上にわたる信頼関係の中で、緩やかな情報交換をしてきた」という。

 今回の事件に関しては、「協定を結んでいれば防げたという単純なものではない」とした上で「締結を求める声の高まりも予想され、引き続き研究していきたい」としている。

 下村文科相は、民主党の笠浩史氏(9区)と本村賢太郎氏(比例南関東)、維新の党の篠原豪氏(同)の質問に答えた。

【神奈川新聞】


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