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湘南1-3浦和
終盤力尽きる 一歩出せず、白星するり

スポーツ 神奈川新聞  2015年03月08日 03:00

【湘南-浦和】前半36分、湘南・遠藤がPKを決める=BMWス
【湘南-浦和】前半36分、湘南・遠藤がPKを決める=BMWス

 勝ちたい。強い思いと裏腹に足はあと一歩、動かなかった。湘南は2年ぶりのJ1で、浦和に3点を奪われ、力負けした。

 生命線の運動量が途切れた一瞬に決められた。後半30分から、立て続けに2失点。自陣でブロックを築いたが、右サイド深くで侵入を許し、いずれもフリーにさせた。MF古林は「相手の時間帯にあと一歩を出せないとJ1では勝てない」とうつむいた。

 人とボールが常に動いて揺さぶる。今季は「考える時間を相手に与えない」(チョウ貴裁監督)というスピーディーなサッカーを目指している。ミニゲームでも攻撃している側に制限時間を設けるなどして、瞬間的な判断力を高めてきた。

 もちろん先制点はそのたまものだ。前半36分のPKは右サイドでボールを持った古林が迷わずクロスを放ち、浦和守備陣を慌てさせたからこそ得たものだ。

 「状況から判断できた。やってきたことは出せた」と古林は手応えを感じ、主将のMF永木もまた「前半の良さをもっと出し切れれば。力の差は縮まったはず」と敗戦にも好感触はある。

 「全員で一つの船に乗り、荒波が押し寄せても手を取り合って乗り越えていく」とチョウ監督。湘南の力を証明する戦いはまだ始まったばかりだ。

◆遠藤 先制PK 厳しい現実も「信じる」

 「J1では簡単には勝てない」。人一倍責任感の強い湘南のDF遠藤は口を真一文字に結んだ。

 前半は完全にペースをつかんでいた。36分にFW大槻が獲得したPKを右隅に決め、2013年11月10日以来となるJ1でのゴールで先制。「みんなが取ってくれたPK。決めたかった」。この日、生まれた長女のため仲間とともに揺りかごダンスで祝福した。

 しかし、そう甘くはなかった。後半30分以降に2失点。「相手のシャドーストライカーのマークに付けなかった」。決定力の高さや球際の強さをあらためて突き付けられたという。

 「J1で結果を残すことに挑戦したい」。昨シーズン終了後、浦和からの獲得オファーを蹴って残留。J2初優勝を遂げたチームメートとともに焦がれたJ1の舞台で、厳しい現実を突き付けられた。それでも、22歳の副キャプテンは下を決して向かなかった。

 「ぶれないでやれば結果は付いてくる。自分たちは信じてやるだけ」


【湘南-浦和】後半2失点を許し逆転負けし、肩を落とす湘南イレブン=BMWス
【湘南-浦和】後半2失点を許し逆転負けし、肩を落とす湘南イレブン=BMWス

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