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寛永地震の痕跡生々しく 7日に最終説明会

社会 神奈川新聞  2015年03月07日 03:00

寛永小田原地震の痕跡とみられるひび状の割れ目=小田原城址公園内の御用米曲輪(小田原市提供)
寛永小田原地震の痕跡とみられるひび状の割れ目=小田原城址公園内の御用米曲輪(小田原市提供)

 発掘調査が行われている小田原城址公園(小田原市城内)内の御用米曲輪(くるわ)で、江戸前期に発生した寛永小田原地震の痕跡が発見された。小田原城周辺では初めて。本格的な発掘調査が2014年度で終了するため、7日に現地で最後の遺跡説明会が開かれる。

 市文化財課によると、地震の痕跡が発見されたのは同曲輪の北東側。今年2月に縦約15メートル、横約5メートルの範囲で十数カ所にひび状の割れ目が点在しているのが見つかった。割れ目は幅5センチ程度、長さは数センチから5メートルで、おおむね南北方向に延びていた。1633(寛永10)年に県西部を震源として発生した寛永小田原地震(マグニチュード推定7・1程度)の痕跡とみられる。

 同課は「この地震により戦国時代の小田原城の姿が完全に失われ、近世の小田原城が誕生するきっかけとなった。寛永地震の痕跡を生々しく伝えるもので、文献だけでなく遺跡でも発見されたことは大変意義深い」と話している。

 御用米曲輪は同市が2010年度から本格的な発掘調査を実施。戦国期に造られたとみられる庭園跡などが発見されている。説明会はこれまでに8回行われ、5千人以上が見学に訪れた。

 遺跡説明会は午前9時半から午後3時まで。小雨決行、荒天中止。午前10時、同11時、午後1時、同2時の計4回、調査担当者が30分程度の解説を行う。申し込みは不要。当日は城内弓道場付近に集合。参加無料。

 当日の問い合わせは、市郷土文化館電話0465(23)1377。

【神奈川新聞】


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