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「パーカで地元愛を」 横須賀高生徒が提言

社会 神奈川新聞  2015年03月06日 03:00

「ヨコスカネイビーパーカー」を活用した地域活性化策を吉田市長(右端)に提案した県立横須賀高校の生徒たち=横須賀市役所
「ヨコスカネイビーパーカー」を活用した地域活性化策を吉田市長(右端)に提案した県立横須賀高校の生徒たち=横須賀市役所

 地域活性化のツールとして生かしてもらおうと、県立横須賀高校(横須賀市公郷町3丁目)の生徒6人が独自でご当地パーカを完成させた。「市民の関心や一体感を高め、市内全域に広めたい」と思い描いている。

 きっかけは、学生団体「スカペンコ」が2月に初めて開いた「横須賀学生政策コンペ」だ。学生自らが市の現状に認識を深め、対応策を探ろうという試みで、高校生と大学生の5チーム(計15人)が参加し、それぞれ企画を発表。横須賀高校のチーム「Y.S.+(plus)」が最優秀賞に選ばれた。

 生徒たちは4日、「政策」を引っ提げて市役所を訪れ、吉田雄人市長に披露した。ヨコスカネイビーバーガーから名前の発想を得た洋服「ヨコスカネイビーパーカー」の発売を提案。海を連想させるカモメやいかり、三浦半島の地図がプリントされたオリジナル商品で、「地元愛を表現するものとして、市民に関心や一体感などが広がり、盛り上がってもらえる」と説明した。

 市が抱える人口減少問題の対策案として、観光事業をさらに推進し、交流人口を増やすことが重要だと指摘。ネイビーバーガーや海軍カレーなどは主に観光客向けの人気商品だが、メンバーは「いつの間にか『カレーの街ヨコスカ』と言われていることに違和感があり、市民が置いてきぼりになっているよう。いま必要なのは観光客に加え、市民に目を向けることだと思う」と訴えた。

 パーカは発案から3カ月を費やし150着を製作、完売しており、今後さらに広めるために市の協力を希望している。例えば、市主催の飲み歩きイベントに合わせ、パーカを着て来店した人に特典を与えるなど、街中で人の交流を促すことで経済効果を生む「ツール」としての活用を思い描く。チーム代表の女子生徒(18)は「卒業後はそれぞれ別の進路に向かうけれど、絶対に横須賀に戻ってきたい。そういう人たちを多く生み出すには、若い人を巻き込んだ新しい発想とつながりが大事だと思う」と締めくくった。

 吉田市長は「市民に一体感や関心などをもっと醸成できないかという問題意識が良い。こちらも本気で考えさせられる内容だった」と高く評価していた。

【神奈川新聞】


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