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成長の地で結果を DF遠藤、残留決断

スポーツ 神奈川新聞  2015年03月06日 03:00

ミニゲームで激しい守備からボールを奪う湘南のDF遠藤(中央)=平塚市の馬入ふれあい公園サッカー場
ミニゲームで激しい守備からボールを奪う湘南のDF遠藤(中央)=平塚市の馬入ふれあい公園サッカー場

 真価が問われる戦いの笛が鳴る。昨季破竹の勢いでJ2を制した湘南は7日、本拠地のShonanBMWスタジアム平塚で2年ぶりのJ1開幕戦(午後7時開始)を迎える。対するのは格好の相手、昨季リーグ2位の強豪浦和。

 「ここに残ったからには、開幕戦で結果を残さないといけない」。昨シーズン終了後、開幕戦で当たるビッグクラブからのオファーを蹴って残留を決めていたDF遠藤。その血がたぎる。

 これも何かの因縁か。「不思議な巡り合わせだけど、これがプロの世界。結果を出さないと残った意味がない」

 開幕の平塚の地が敵地になっていた可能性はあった。リーグ2位の浦和からオファーが届いたのは昨年オフ。「移籍か、残るか。毎日考えが変わった」という。

 強豪に身を置くことで磨かれるスキルはあるだろう。ただ、3週間ほど悩み抜いたあげく、「先のことばかり考えても仕方がない。目の前のことを大切にしたい」と残留を決めた。あくまでも自身の心に従ったが「とりあえず残れ。おまえならここでも成長できる」とのチョウ貴裁監督の言葉も胸に響いていた。

 サッカー人生の歯車は今、かみ合う。だからこそ決断できた。昨季はリーグ戦で38試合に出場。チーム失点数をリーグ最少の25に抑え「結果を求めたシーズンで結果を残せた。自信につながる」と胸を張る。

 それは世代別日本代表のピッチにも波及した。昨年9月にはU-21(21歳以下)仁川アジア大会で4試合に出場し、1得点。ボランチを中心に経験を積み、「受けやすいパスの場所が分かるようになってきた」とDFとしての成長にもつながったと実感している。

 今月3日には、リオデジャネイロ五輪男子の1次予選を兼ねたU-23アジア選手権予選に臨むU-22日本代表にも選出された。「湘南から離れる期間がある。いるときにしっかり力になりたい」。まずはクラブ。五輪予選はそれからだ。

 4日の全体練習後のグラウンド。利き足ではない左足で、ミドルシュートを何度も打ち込んだ。「守備の貢献は最低限。できれば点も取りたい。15得点くらいに絡みたい」。育成組織から黄緑のユニホームを着続け、さらに高みを求める22歳と、J1で旋風を吹かそうとするベルマーレはどこか似ていて、深く結びついている。

【神奈川新聞】


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