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登山者駐車場を整備 丹沢山の県道で路駐対策 清川村

神奈川新聞  2015年03月04日 03:00

美しいブナ林が残り、日本百名山になっている丹沢山の山頂付近
美しいブナ林が残り、日本百名山になっている丹沢山の山頂付近

 丹沢の主峰の一つで、「百名山」として根強い人気の丹沢山(1567メートル)。日帰りが可能な直登ルートは限られるため、その一つで清川村側の塩水林道入り口前の狭い県道には登山者の駐車車両が目立つ。村はその対策として登山者用駐車場を近くのキャンプ場跡地に整備する方針を決定、2015年度一般会計当初予算案に事業費800万円を計上した。

 駐車場整備は「丹沢山の駅・川の駅(仮称)」管理運営事業として新規に計画。13年9月に閉鎖した村立金沢キャンプ場(同村宮ケ瀬)の跡地を活用する。

 収容台数は約20台。早朝から利用する登山者らに合わせて24時間対応できる機械式設備を導入する。料金は1日千円を想定、夏山シーズン前に開業する。

 百名山として知られ人気が高い丹沢山へは、公共交通のアクセスがよい秦野市側の大倉口などから入山して塔ノ岳(1491メートル)を経由して往復するコースが一般的だ。ただし、丹沢山域の中央部に位置するため縦走距離は長く、塔ノ岳での宿泊も必要になる場合もある。

 そこで百名山制覇を志向する登山者らには塩水林道(一般車の乗り入れ禁止)を利用したルートが注目されている。駐車スペースの有無などについて、地元の県立宮ケ瀬ビジターセンターにも県内外から問い合わせが多く寄せられているという。

 村産業観光課によると、予定地から県道沿いに1キロ余り進んだ塩水林道のゲート前には近年、休日を中心に数十台の駐車車両が路肩部分に見られるようになった。大半は、そこから丹沢山を目指す登山者のマイカーとみられている。

 山間部を走るこの県道は道路幅が狭く、路上駐車が緊急車両の通過障害になる懸念もある。村と県、厚木署が協議して駐車禁止を呼び掛けてきた。それでも効果が限られるため、近隣に駐車場整備が求められていた。

 大矢明夫村長は「16年から『山の日』が制定される。村域は丹沢大山国定公園と同自然公園になっている。林業従事者や来村者の迷惑にならないように整備する駐車場を使ってもらい、多く方に山や自然を楽しんでほしい」と話している。

【神奈川新聞】


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