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Jリーグ開幕診断<3>湘南 補強で選手層厚く

スポーツ 神奈川新聞  2015年03月03日 17:37

 圧倒的なスピードと運動量、積極的な縦パスでゴールをこじ開ける「湘南スタイル」。クラブ最長4季目の指揮を執るチョウ貴裁監督が「日本のサッカーのスタンダードに新しい風を吹き込む」と語るプレーを貫き、目指すのはJ1定着だ。

 昨季J2では1試合平均2・04得点、0・59失点で初優勝。42試合で奪った勝ち点101は、2年前の覇者G大阪より14も多い。指揮官は「J1でもやれることを証明する」と意気込む。

 チーム最多20点を挙げたFWウェリントンと9点のシャドーストライカー武富、3バック中央の丸山が移籍したが、的確な補強で選手層は厚くなった。

 中でも期待が集まるのは、2年ぶりの古巣復帰となるFW高山。抜群のスピードと豊富な運動量を武器に、昨季は柏で4得点(出場32試合)を挙げた。降格した2年前のJ1では、下から3番目の34得点だった湘南。26歳は「決めるところでしっかり決めれば結果は出る」と鼻息が荒い。

 元日本代表で、浦和から期限付き移籍したMF山田は高い技術とパスセンスがあり、湘南の戦術と相性が良さそうだ。昨季はブラジルのボタフォゴでプレーしていた長身FWセザルとDFアンドレバイアが期待通りに働けば、J1残留はもちろん、上位進出も夢ではない。

 監督は直前までメンバーを固定せず、選手の競争を促してきた。開幕前、最後の実戦となった28日の練習試合。完全非公開の戦いを終えた指揮官は「自分たちのサッカーをする時間帯と、しのぐ時間帯がある。二兎を追っていく試合ができた。そういう意味で100パーセント以上の成果があったと思う」と語った。

 確かな手応えを感じているのは選手も同じ。主将のMF永木が「2年前とは気持ちも技術も違う」と話せば、22歳以下日本代表のDF遠藤は「シュートの精度も、前に出ていく回数も、縦パスの精度も、クオリティーは上がっている」。J1の晴れ舞台で、旋風を巻き起こす準備は万端だ。


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