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Jリーグ開幕診断<2>
横浜M、浮沈握る新外国人

スポーツ 神奈川新聞  2015年03月02日 17:36

今季も得意のドリブル突破でチームを引っ張る横浜M・MF斎藤
今季も得意のドリブル突破でチームを引っ張る横浜M・MF斎藤

 ここまでのプレシーズンマッチや練習試合を通じて改善の兆しが見えなかった攻撃力の向上に、一筋の光が差し込んできている。J1横浜Mは、ブラジルの強豪サンパウロのFWアデミウソンの獲得が内定。リオデジャネイロ五輪に臨むU-21(21歳以下)ブラジル代表でも背番号10を担う点取り屋への期待は高まる。

 その21歳は優勝した昨年のトゥーロン国際大会で5試合に出場し、3得点。現地で視察していたというモンバエルツ監督が「クリエーティブな選手。前線の4ポジションはどこでもできる」と言う助っ人が攻撃の幅を広げることができれば、MF斎藤のドリブル突破もより一層生きてくる。

 昨季リーグ最少失点を記録した、元日本代表の中沢、栗原の両センターバックが中心の守備陣は不動。「4-5-1」の慣れ親しんだ布陣を今季も継続している。

 かつて名門は堅守をバックボーンに、どちらかといえば組織ではなく個の力で得点し、数々の栄冠をつかんできた。アデミウソン、斎藤の個の力に、ボール保持率を高めた上で縦への速い攻撃を落とし込んできたモンバエルツ監督のエッセンスが加われば、伝統的な強さが復活する可能性は十分ある。

 ただ、気掛かりなのは負傷者2人の状態だ。不動のトップ下、中村は左足首の手術を受け、復帰は早くても4月中旬の第6節以降。ワントップのラフィーニャも2月28日の練習試合で右足首を痛めて再離脱した。

 クラブは国内主要タイトル3冠の獲得を打ち出しているが、今季は2ステージ制。アデミウソンとの連係がおそらく深まっていない第1ステージは我慢しながら戦い、タレントも戻ってくるだろう第2ステージで一気に羽ばたくというのが現実的な目標か。ともあれ、今季の最大のテーマである得点数アップが、昨季7位のチームの浮上には必要だ。

【神奈川新聞】


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