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忍者で観光PR 小田原「風魔」一党 五輪見据え全国組織も

社会 神奈川新聞  2015年02月28日 03:00

昨年8月に行われた「風魔まつり」の様子 =小田原城址公園(小田原市提供)
昨年8月に行われた「風魔まつり」の様子 =小田原城址公園(小田原市提供)

小田原城をはじめ歴史とゆかりの深い小田原市で、新たな観光まちおこし策として「忍者の里」をアピールする動きが加速している。来月には全国各地の「忍者の里」が連携した全国組織の設立準備会が発足。2020年の東京五輪・パラリンピックを見据えた観光戦略として知名度アップを目指す。

同市がアピールするゆかりの忍者は「風魔」一党。戦国時代、初代早雲から5代100年にわたり、関東一円を支配した北条氏を陰で支え続けたといわれる。頭領は代々「風魔小太郎」と呼ばれ、最近は漫画やゲームを通じて知名度が高まっている。

同市では、12年に「忍者サミット」を開催。伊賀市(三重県)、甲賀市(滋賀県)とともに「忍者の里共同宣言」を発表。小田原市観光協会が「風魔まつり」を開催しているほか、今月22日には「ニンニンニン(2・22)」にちなんで昨年制定された「忍者の日」をPRした。

3月8日には、神奈川県と小田原市、三重県と伊賀市、滋賀県と甲賀市、長野県と上田市をはじめとした全国の忍者ゆかりの自治体など11団体でつくる「日本忍者協議会(仮称)設立準備会」が発足する。

国内外の観光客を呼び込むため、情報の収集や発信を行い、忍者を活用した地域経済の活性化を図る。20年の東京五輪などを見据え、自治体や大学、民間団体など全国的なネットワークを築いて連携を進める方針だ。

小田原では、民間組織や市民グループの間でも忍者を生かした取り組みが増えている。ヒルトン小田原リゾート&スパ(小田原市根府川)は、4月に開催する客室などのリニューアルを記念したイベントに参加する“忍者”千人を募集中だ。また、若手の市民グループが、忍者姿で同市周辺の観光スポットなどを紹介する外国人向け動画の撮影を続けている。

市観光課は「伊賀や甲賀に比べると、まだまだ知名度が低い風魔忍者だが、これを機に全国の皆さんに知ってもらい、盛り上げていきたい」と話している。

【神奈川新聞】


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