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生活や産業振り返る 横浜で鶴見川流域展

カルチャー 神奈川新聞  2015年02月27日 03:00

横浜市青葉区の「牛込の獅子舞」の頭に見入る来館者=横浜市歴史博物館
横浜市青葉区の「牛込の獅子舞」の頭に見入る来館者=横浜市歴史博物館

江戸時代から大正初期ごろにかけての鶴見川流域の生活や産業を振り返る企画展「鶴見川流域のくらし」が、横浜市歴史博物館(同市都筑区)で開かれている。刈田均同館学芸員の6年にわたるフィールドワークの成果を基に、当時の産業、水運、信仰、祭礼に焦点を当てた。

1級河川の鶴見川は42・5キロの長さがあり、東京都町田市を源流に川崎市麻生区などを経て、横浜市鶴見区の河口から東京湾に注ぐ。流域面積は235平方キロメートル。現在、周辺は工業が盛んだが当時は農村が広がり、小麦や桃の栽培を行っていた。同展ではそのころの生活用品や和船、獅子頭などの祭礼具、当時の写真など約150点を展示している。

横浜市港北区の新吉田、小机などの地区では小麦を原料にしたそうめん作りが盛んだった。長さ約5メートル、幅約1メートルの帆掛け船で江戸まで製品を運んでいたといい、船の実物も展示している。このほか、流域の狛犬(こまいぬ)の写真約230点を飾った「狛犬百態」も圧巻だ。

横浜市戸塚区の男性(80)は「子どものころ、綱島温泉に祖母と一緒に行った記憶がある。懐かしくて来ました」と感慨深げな表情を浮かべていた。

3月15日まで、一般300円。問い合わせは横浜市歴史博物館電話045(912)7777。

【神奈川新聞】


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