1. ホーム
  2. 社会
  3. 渋滞解消へ国内初の道路課金を検討 鎌倉市が特別委設置

渋滞解消へ国内初の道路課金を検討 鎌倉市が特別委設置

社会 神奈川新聞  2015年02月26日 03:00

交通渋滞解消に向けロードプライシング(道路課金)導入を目指す鎌倉市は、市の諮問機関「市交通計画検討委員会」内に、ロードプライシングに特化した特別委員会を設置する。関係省庁を中心に構成、東京五輪・パラリンピックが開催される2020年の国内初導入を目指し、これまで地元関係者を中心に進めてきた検討内容を法令に照らした議論に深める。

25日に開かれた市議会建設常任委員会で、特別委を設置する条例改正案が全会一致で可決された。3月4日の本会議でも可決される見通し。

ロードプライシングは、交通量の抑制などを目的に特定の道路を通行する車両に対し課金するシステム。ロンドンやシンガポールなどでは導入されているが、国内ではまだ例がない。

学識経験者や市内の商業関係者、交通事業者、市民らでつくる検討委は、8回の会合を重ね、▽対象エリアは旧鎌倉地域▽対象日時は土日祝日(年間120日程度)の午前8時~午後4時▽緊急車両や福祉車両などは除外(4)市外からの車両は千円、市民は0~100円-とする案を確認している。

新たに設置される特別委は学識経験者のほか、国土交通省や警察庁、総務省など関係省庁から委員を選出。▽一般道での課金が地方税法の法定外目的税に該当するか▽国の構造改革特区への申請が可能か▽自動料金収受システム(ETC)を利用した課金システムが可能か-など、これまでの検討に対する具体的な意見をもらう予定。

松尾崇市長は任期満了の17年10月までにロードプライシングの社会実験を行う方針を明言しており、東京五輪までには市内の交通渋滞を解消したい考えだ。

ただ25日の常任委では、委員から「法定外目的税として本当に認められるのか」「昨年5月に実施した逆回りバスの社会実験もどうなったのか。さまざまな施策が立ち消えとなっている。ロードプライシングも本当に実現できるか分からない」など、懐疑的な意見も出された。

【神奈川新聞】


シェアする