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川崎・多摩川中1殺害
死亡直前の足取り 交友関係中心に捜査

社会 神奈川新聞  2015年02月25日 03:00

 川崎市川崎区の多摩川河川敷で市立中学校1年の男子生徒(13)が遺体で見つかった殺人・死体遺棄事件で、川崎署捜査本部は24日、母親が生徒を最後に確認したのは19日夜だったことを明らかにした。死亡推定時刻は20日午前2時で、捜査本部は死亡直前の足取りについて、交友関係を中心に調べている。

 捜査本部によると、生徒は19日夜、母親と夕食後に外出した。生徒がパンを示し、「食べる?」と尋ねたのが母親との最後の会話になった。また生徒は携帯電話を所有していたが、これまでに見つかっていないという。

 また友人らによると、生徒は昨年12月ごろ、年上の少年数人と一緒にいるところが目撃されているほか、体にあざがあったとの話も耳にしたという。捜査本部もこうした経緯を確認しており、交友関係で何らかのトラブルがあった可能性があるとみて調べている。

 市教育委員会や中学校によると、生徒と他校の生徒との交流は昨秋ごろには確認されていた。教職員との会話の中で他校の生徒のニックネームを口にするようになり、「遊んだ」などと話していたという。

 同校は、学校名の特定できた生徒について、生活指導教諭を通じて学校同士で連絡を取り合っていた。同校の教頭は「具体的なトラブルはなく、特に問題とは認識していなかった」と話した。

 捜査関係者によると、現場近くに黒色パーカが落ちており、生徒が普段から履いていたスニーカーと同じメーカーの靴も、近くの公衆トイレで燃やされていた。生徒は普段着で外出し、全裸で倒れており、捜査本部はこれらが生徒の着衣の可能性が高いとみている。

文科相「検証が必要」

 生徒が殺害された事件について、下村博文文部科学相は24日の閣議後会見で、「生徒の命を救うためにどういう手だてが必要だったのか、検証する必要がある」との考えを示した。

 生徒が1月から学校に行っていなかったり、顔にあざができたりしていたとの情報を挙げ、「学校、家庭を含め周りがもっと連携して早く気づき、フォローアップしていたら、このような事件に至らなかったかもしれないという視点からの検証が必要だ」と述べた。

【神奈川新聞】


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