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「渋滞かえって悪化」 信号設置後、苦情相次ぐ/小田原根府川合流部

社会 神奈川新聞  2015年02月19日 03:00

信号機の設置により渋滞の悪化が問題になっている根府川合流部=小田原市根府川
信号機の設置により渋滞の悪化が問題になっている根府川合流部=小田原市根府川

安全性の向上や渋滞緩和につながるとして、国道135号と県道、市道が合流する「根府川合流部」(小田原市根府川)に設置された信号機について、「かえって渋滞が激しくなった」などと道路利用者らから苦情が相次いでいる。商工関係者らは仕入れ業務などへの支障を懸念。管轄する県小田原土木センターは渋滞の悪化を認識し、警察と連携しながら渋滞解消策を模索している。

小田原と湯河原、熱海方面を結ぶ国道135号に、県道小田原湯河原線などが合流する交差点に信号機が設置されたのは先月14日。県が2007年度から改良工事に着手し、信号機と歩道を新たに設置したほか、湯河原方面に向かう国道に右折レーンを整備した。

ところが、これまでほとんど休日に限られていた交差点付近の渋滞が、信号機の運用がスタートして以降は平日にも頻発。同センターの調査では、平日の昼間で最長3・5キロの渋滞を確認している。

市内の土木資材業者の男性社長は「資材を取りに来る業者が予定通りに到着せず、取引に支障が出ている。小田原の業者に頼んでいる社員向けの弁当が昼休み中に届かないことも。交差点での事故は減るだろうが、運用に問題があるのではないか」と漏らす。

真鶴町商工会にも旅館や小売店などから「渋滞で困っている」という声が多く寄せられているという。同商工会の職員は「小田原まで魚や青果を仕入れに行く業者が多い。このままでは、商売に影響が出てしまう。海水浴など行楽シーズンの夏になったらどうなってしまうのか。頭が痛い」と嘆いている。

同センターにはこれまでに約40件の苦情が寄せられている。県警も通行者へのアンケートを実施するなど、渋滞の解消策を模索。先月20日以降、県道側の青信号の時間を短くするなど順次変更を進めている。

同センターは「安全を優先して実施した改良工事だが、ここまでの渋滞は想定しておらず、利用者に迷惑をかけている。今週も信号時間の調整を行い、かなり改善しているが、さらなる改善に努めたい」と話している。

【神奈川新聞】


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