1. ホーム
  2. 経済
  3. 【照明灯】初めて訪れる日本の…

【照明灯】初めて訪れる日本の…

経済 神奈川新聞  2015年02月18日 11:58

初めて訪れる日本の清潔さを調べようと、新品の靴で歩き回った中国人がいる。「過去に訪れたどの場所よりも清潔だった」「ごみ箱は分類が細かく、ごみ一つ捨てるにも気疲れする」とブログにつづった▼19日は春節(旧正月)。中国文化が根強い地域では新暦の正月よりも重んじられる。1週間ないし2週間の休暇期間は人民の大移動だ▼北京日報によると、春節旅行の6割が海外に向かう。人気は日本を含むアジア。需要の集中するこの時期は旅費も高騰する。大阪、京都、箱根、東京を巡る6日間のツアーは、1月出発なら9万5千円だが、2月15日出発だと21万円にもなる、と嘆く声を伝えた▼訪日外国人客は昨年初めて1300万人を超えた。中国240万、台湾282万、香港92万はいずれも過去最高。「爆買」とも称される懐豊かな人々を取り込もうと、そごう横浜店、横浜高島屋といった百貨店は、春節に合わせた福袋を初めて用意。中国語放送、免税カウンターの充実を図る▼清の詩人、葉燮(ようしょう)に「迎春」と題した七言絶句がある。「わざわざ東の郊外に迎えにいくことはない/春はすでに家々に満ちているから」。国の相互理解は人の行き来から始まる。戦後70年目の春節が、日中関係に春をもたらす契機になるといい。

【神奈川新聞】


シェアする