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日産の販促データの持ち出しで元社員を逮捕

社会 神奈川新聞  2015年02月15日 03:00

日産自動車(本社・横浜市)の販促情報を不正に持ち出したとして、県警生活経済課と戸部署は14日、不正競争防止法違反(営業秘密領得)の疑いで、茅ケ崎市柳島海岸、元日産社員の男(52)を逮捕した。

捜査関係者によると、男は2014年4月に懲戒解雇され、中国の人材派遣会社を介して河北省の大手民営自動車メーカー「長城汽車」に派遣社員として転職していた。同法の開示容疑に当たる漏えい行為は確認されていない。

逮捕容疑は、13年12月から14年2月までの間、本社事務所からサーバーコンピューターにアクセスし、モーターショーの演出に関わる8件のファイルデータを私用のハードディスクにコピーして不正に持ち出した、としている。

データはA4判用紙約230枚に相当し、ライブカメラの設置の仕方や照明の当て方などの販促情報が含まれていた。県警の調べに対し、男は「不正に抜き出したわけではない」と容疑を否認している。

県警によると、男は当時、モーターショーの企画や立案を担当する部署で数人のまとめ役だった。男は14年1月に退職届を提出し、日産は機密漏えい対策としてアクセス履歴を調査。13年8月から持ち出されたとみられる計約1万8千件の文書(A4判約1万2500枚相当)と画像ファイルが見つかり、日産は14年4月に同容疑者を告訴していた。

県警は同月、自宅を家宅捜索し、私用のノートパソコンやハードディスクを押収。県警は、既に退職の意向を示していた男が不正な利益を得たり、日産に損害を与えたりする目的で、データを持ち出したと判断した。

日産では、人気新型車の販売情報を不正取得して転職先のメーカーに持ち込んだとして、別の元社員の男が同10月、同法違反の罪で横浜地検に在宅起訴されている。

【神奈川新聞】


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