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藤沢市予算案:江の島新名所へ再整備へ

政治行政 神奈川新聞  2015年02月11日 03:00

市が県から無償譲渡を受け整備する「龍野ケ岡自然の森」の入り口(藤沢市提供)
市が県から無償譲渡を受け整備する「龍野ケ岡自然の森」の入り口(藤沢市提供)

藤沢市は2015年度、江の島奥部にある「龍野ケ岡自然の森」を県から譲り受け、散策地として再整備する。一般会計当初予算案に関連経費約1280万円を計上。森林の一角には映画でも話題になったカップルたちのスポット「龍恋の鐘」もあり、市は江の島の新たな観光名所としてPRしていく考えだ。

同森は県が所有する保安林で、約1万2500平方メートルにシイやヤブツバキなどが植えられている。海抜50メートルほどの高台にあり見晴らしも良く、県は1991年に散策路や広場、トイレなどを整備していた。

しかし、年月の経過で散策路の階段や木製ベンチ、東(あずま)屋(や)などは老朽化。生い茂る木々でうっそうとした雰囲気となり、暗くなるのが早い冬場は特に散策しにくいなどの難点もあった。

地元からは市が管理し再整備を望む声も噴出。そんな中、県が2012年末に無償譲渡を市側に打診し、利活用について県市で協議を重ねてきた。

市にとって、江の島奥部への観光客誘致は長年の懸案事項だった。江の島サムエル・コッキング苑の入場者数が年間約65万人(13年度)に対し、最奥部の江の島岩屋は半分以下の約29万人。新たな観光拠点を整備することで回遊性の向上が見込めると判断し、取得を決めた。

市は15年度、散策路の階段の補修や外灯の設置、花壇の新設などの整備を進める予定。市観光課は「現状ではやや寂しい雰囲気を改善し、散策しやすいようにしたい。遠足で訪れた子どもたちが弁当を食べる広場としても、使ってもらえるのでは」と話している。

◇待機児童対策を強化

藤沢市は10日、総額2666億8800万円の2015年度当初予算案を発表した。一般会計は1359億2千万円。総額、一般会計とも2年連続で過去最大を更新する積極予算となった。

一般会計の歳入では、市税が約786億円で前年度当初比0・3%減。これは前年度が大幅に増えたためで、15年度も依然堅調な収入を見込んだ。6年ぶりに財政調整基金を取り崩すなど、基金からの繰り入れも6億6千万円計上した。

歳出では、この繰入金を財源に、新市庁舎建設や六会市民センター改築を実施。県内ワーストの待機児童解消へ保育関連事業に同23・4%増の86億円を費やす。さらには橋の改修など防災面で14億円を、文化施設整備でも4億円をそれぞれ計上。突出した額の支出はないものの、現市政1期目の総仕上げとして幅広く目配りした。

【神奈川新聞】


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