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原子力空母交代問う 横須賀市で市民グループが企画展開へ集会

社会 神奈川新聞  2015年02月02日 03:00

原子力空母交代を問うプロジェクトのキックオフ集会=横須賀市本町
原子力空母交代を問うプロジェクトのキックオフ集会=横須賀市本町

米海軍横須賀基地(横須賀市)に配備されている原子力空母が今秋までに交代する。これを機に、空母の安全性などの問題について横須賀市民に広く考えてもらおうと、市民グループ「原子力空母母港化の是非を問う住民投票を成功させる会」は1日、同市本町の産業交流プラザで、多様な企画を展開していくキックオフ集会を開いた。約60人が集い、話し合った。

2008年9月から同基地に配備されている原子力空母ジョージ・ワシントン(GW)は、大規模修繕などのため米国本土に戻る。代わりに、同型の原子力空母ロナルド・レーガンが配備される。GWは今春に警戒任務で出港後、同基地に戻らない見通しで、レーガンの母港の米西海岸サンディエゴで8月に交代するとみられる。

「原子力空母交代を問う市民アクションプロジェクト」と銘打った集会では、原子力空母の危険性などを記したリーフレットの市内への戸別配布や各地区の町内会・自治会などを対象にした意見交換会の開催、空母交代の是非を問う市民アンケートの実施などの方針を紹介。参加者に協力を呼び掛けた。

共同代表の呉東正彦弁護士は「原子力空母の交代は原発再稼働にも匹敵する問題にもかかわらず、住民の意見が何も聞かれていない。私たち自身で意思を発信していかなくてはならない」と訴えた。会場からは「危険性を横須賀市民だけでなく、首都圏の人々にも問い掛けていくべきでは」「市民に伝えやすくするため、原子力空母でなく『原発空母』と主張した方がイメージが湧きやすいのでは」などの声が上がった。

成功させる会は、GWが配備される前の06年、08年の2度にわたり、横須賀市に空母配備の是非を問う住民投票条例の制定を求める直接請求署名運動を展開、計9万筆超を集めた。運動は大きな盛り上がりを見せたが、市議会で否決された。今回の空母交代決定を受け、事実上の母港化が継続されることを問題視し、プロジェクトをスタートした。

【神奈川新聞】


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